株式やFX、CFDの3段高下論(三段高下論)とは、相場の推移は3段の上げと3段の下げからなるという考えのことです。3段高下論は3段高下法則(三段高下法則)ともいいます。
3段高下論では、1段上げの後に少し下げて、2段上げの後にまた少し下げて、3段上げが完成するとしています。上の図では、(1)が1段上げ、(3)が2段上げ、(5)が3段上げになります。また、少し下げる局面は(2)と(4)になります。
なお、(2)と(4)では、(2)のほうが大きく下げることが多いとされます。(2)は(1)の半値押しあたりで、押し目買いのエントリーポイントになります。また、(4)は(3)の3分の1押しあたりで、ここも押し目買いのエントリーポイントになります。
(5)で天井をつけた後は、3段下げになります。3段下げでは、1段下げの後に少し上げて、2段下げの後にまた少し上げて、3段下げが完成するとしています。上の図では、(6)が1段下げ、(8)が2段下げ、(10)が3段下げになります。また、少し上げる局面は(7)と(9)になります。
なお、(7)と(9)では、(7)のほうが大きく上げることが多いとされます。(7)は(6)の半値戻しあたりで、戻り売りのエントリーポイントになります。また、(9)は(8)の3分の1戻しあたりで、ここも戻り売りのエントリーポイントになります。
3段高下論は、過去の経験則によるところが多く、すべての銘柄の相場に当てはまるとは限りません。
上の図は、EUR/USDのチャートです。赤色の丸印の地点で始まる3段上げは、青色の丸印の地点では3分の1押し、黄色の丸印の地点では3分の2押しになっています。押し目の地点が3段高下論とは異なっていますが、その後、緑色の丸印の地点で3段上げを形成しています。
上の図は、USD/JPYのチャートです。赤色の丸印の左端から始まる下げ局面は、3段高下論では黄色の丸印の地点が終了地点になりますが、その後も下げ続けて青色の丸印の地点まで下げています。この下げ局面は3段下げではなく、5段下げになっています。
また、直前の赤色の丸印の地点を抜けた時点で、青色の丸印からの上昇局面の始まりと考えられますが、その後に上昇することなく再び下げ局面へ突入しています。
2012年8月31日金曜日
株式やFX、CFDのハッチの10%法とは
株式やFX、CFDのハッチの10%法とは、サイラス・ハッチの考案した投資方法のことです。ハッチの10%法は、ハッチの10%ルール、10%転換法などとも呼ばれています。
ハッチの10%法は、週末ごとに保有している銘柄の平均価格を求めます。月末になったら、さらにそれらの平均価格を求めます。
そして、今月の平均価格が前月の平均価格より10%上昇していたら保有している銘柄を買い増しします。
一方、今月の平均価格が前月の平均価格より10%下降していたら保有している銘柄を売り払います。
ハッチの10%法では、10%の上昇、あるいは、10%の下降がなければ銘柄を保有し続けます。
上の図は相場の推移を表したものです。赤色の丸印の部分は、前月よりも10%した上昇した地点で、ここで保有ポジションを買い増ししていきます。そして、青色の丸印の部分ですべてのポジションを決済します。
ハッチの10%法は、順張りで買い増ししていくため、大きな利益の期待できる投資方法です。また、10%下降した時点で決済するため、損失を限定することができます。
ハッチの10%法はすべてが成功するとは限りませんが、成功した場合には多くの利益が得られます。例えば、上昇トレンドにおいて10%以上の上昇がしばらく続けば、手持ちポジションがどんどん膨らんでいきます。そして、上昇トレンドが終わり下降トレンドに転換した時に手持ちポジションを決済します。上昇トレンドの期間が長ければ長いほど利益は大きくなります。
一方、ハッチの10%法が失敗するケースとしては、月末の時点で手持ちの保有銘柄が20%、30%と大きく下降することです。
ハッチの10%法では1か月を1つの取引期間に設定しているため、月半ばで決済していたら利益が出ていたものが、月末になって損失に転じてしまうケースもあります。そのため、取引期間を特に設けずに、保有する銘柄が10%上昇した時点で買い増しして、10%下降した時点で決済する方法や、値幅を5%に縮小する方法など、ハッチの10%法を応用した手法がいくつかあります。
ハッチの10%法は、週末ごとに保有している銘柄の平均価格を求めます。月末になったら、さらにそれらの平均価格を求めます。
そして、今月の平均価格が前月の平均価格より10%上昇していたら保有している銘柄を買い増しします。
一方、今月の平均価格が前月の平均価格より10%下降していたら保有している銘柄を売り払います。
ハッチの10%法では、10%の上昇、あるいは、10%の下降がなければ銘柄を保有し続けます。
上の図は相場の推移を表したものです。赤色の丸印の部分は、前月よりも10%した上昇した地点で、ここで保有ポジションを買い増ししていきます。そして、青色の丸印の部分ですべてのポジションを決済します。
ハッチの10%法は、順張りで買い増ししていくため、大きな利益の期待できる投資方法です。また、10%下降した時点で決済するため、損失を限定することができます。
ハッチの10%法はすべてが成功するとは限りませんが、成功した場合には多くの利益が得られます。例えば、上昇トレンドにおいて10%以上の上昇がしばらく続けば、手持ちポジションがどんどん膨らんでいきます。そして、上昇トレンドが終わり下降トレンドに転換した時に手持ちポジションを決済します。上昇トレンドの期間が長ければ長いほど利益は大きくなります。
一方、ハッチの10%法が失敗するケースとしては、月末の時点で手持ちの保有銘柄が20%、30%と大きく下降することです。
ハッチの10%法では1か月を1つの取引期間に設定しているため、月半ばで決済していたら利益が出ていたものが、月末になって損失に転じてしまうケースもあります。そのため、取引期間を特に設けずに、保有する銘柄が10%上昇した時点で買い増しして、10%下降した時点で決済する方法や、値幅を5%に縮小する方法など、ハッチの10%法を応用した手法がいくつかあります。
株365の取引ができる証券会社の一覧
株365とは、東京金融取引所(金融取)を通じて取引を行う株価指数証拠金取引のことです。東京金融取引所では株365の他に取引所FXの「くりっく365」の取引も行っています。
投資家は、証券会社を通じて株365の取引を行います。しかし、すべての証券会社で株365が利用できるわけではなく、東京金融取引所の取引参加者として登録している証券会社に限られます。
2012年8月現在、株365の取引ができる証券会社は次の通りです。
▼株365の取引ができる証券会社一覧(2012年8月現在)
投資家は、証券会社を通じて株365の取引を行います。しかし、すべての証券会社で株365が利用できるわけではなく、東京金融取引所の取引参加者として登録している証券会社に限られます。
2012年8月現在、株365の取引ができる証券会社は次の通りです。
▼株365の取引ができる証券会社一覧(2012年8月現在)
業者名 | 連絡先 |
---|---|
岩井コスモ証券株式会社 | 0120-31-8611 |
インヴァスト証券株式会社 | 0120-729-225 |
岡三オンライン証券株式会社 | 0120-503-239 |
カネツFX証券株式会社 | 0120-94-8855 |
カブドットコム証券株式会社 | 0120-390-390 |
KOYO証券株式会社 | 0120-540-494 |
スター為替証券株式会社 | 0120-345-738 |
マネックス証券株式会社 | 0120-430-283 |
豊商事株式会社 | 0120-365-281 |
株365で取引される銘柄の一覧
株365で取引されている銘柄数は4です。
銘柄は東京金融取引所が定めたもので、どの証券会社でも同じ銘柄になっています。
▼日経225証拠金取引
日経平均株価(日経225)を基準に価格が決定されます。NKY/JPYと表現することもあります。日経225証拠金取引は、日本の東京証券取引所第1部に上場されている銘柄のうち、取引の活発な、かつ、流動性の高い225の銘柄の株価平均をもとにして算出される指数です。
日経225証拠金取引の価格と日経平均株価の価格は、ほぼ同じような値動きをします。しかし、価格は同一ではなく、多少のずれが生じています。次の図は、2012年1月から2012年7月までの日経225証拠金取引と日経平均株価の推移をグラフに表したものです。
▼FTSE100証拠金取引
イギリスのFTSE100種総合株価指数を基準に価格が決定されます。FTS/JPYと表現することもあります。FTSE100証拠金取引は、イギリスのロンドン証券取引所に上場されている銘柄のうち、時価総額の高い100銘柄で構成されています。
▼DAX証拠金取引
ドイツの株価指数を基準に価格が設定されます。DAX/JPYと表現することもあります。DAX証拠金取引は、ドイツのフランクフルト証券取引所に上場されている銘柄のうち、主要な30銘柄で構成されています。
▼FTSE中国25 証拠金取引
香港の株価指数を基準に価格が設定されます。XIN/JPYと表現することもあります。FTSE中国25 証拠金取引は、香港の香港証券取引所に上場されている銘柄のうち、流動性の高い、かつ、時価総額の高い25銘柄で構成されています。
▼FTSE TWSE台湾50証拠金取引
2012年8月現在、まだ上場されていません。東京金融取引所は、当分の間上場を延期するとしています。ちなみにFTSE TWSE台湾50は、台湾の台湾証券取引所に上場されている銘柄のうち、時価総額の高い50銘柄で構成されています。
銘柄は東京金融取引所が定めたもので、どの証券会社でも同じ銘柄になっています。
▼日経225証拠金取引
日経平均株価(日経225)を基準に価格が決定されます。NKY/JPYと表現することもあります。日経225証拠金取引は、日本の東京証券取引所第1部に上場されている銘柄のうち、取引の活発な、かつ、流動性の高い225の銘柄の株価平均をもとにして算出される指数です。
日経225証拠金取引の価格と日経平均株価の価格は、ほぼ同じような値動きをします。しかし、価格は同一ではなく、多少のずれが生じています。次の図は、2012年1月から2012年7月までの日経225証拠金取引と日経平均株価の推移をグラフに表したものです。
▼FTSE100証拠金取引
イギリスのFTSE100種総合株価指数を基準に価格が決定されます。FTS/JPYと表現することもあります。FTSE100証拠金取引は、イギリスのロンドン証券取引所に上場されている銘柄のうち、時価総額の高い100銘柄で構成されています。
▼DAX証拠金取引
ドイツの株価指数を基準に価格が設定されます。DAX/JPYと表現することもあります。DAX証拠金取引は、ドイツのフランクフルト証券取引所に上場されている銘柄のうち、主要な30銘柄で構成されています。
▼FTSE中国25 証拠金取引
香港の株価指数を基準に価格が設定されます。XIN/JPYと表現することもあります。FTSE中国25 証拠金取引は、香港の香港証券取引所に上場されている銘柄のうち、流動性の高い、かつ、時価総額の高い25銘柄で構成されています。
▼FTSE TWSE台湾50証拠金取引
2012年8月現在、まだ上場されていません。東京金融取引所は、当分の間上場を延期するとしています。ちなみにFTSE TWSE台湾50は、台湾の台湾証券取引所に上場されている銘柄のうち、時価総額の高い50銘柄で構成されています。
株365の取引時間は
株365の取引時間は、銘柄により異なります。日経平均株価(日経225)を基準にした日経225証拠金取引(NKY/JPY)の取引時間はほぼ24時間です。
他の銘柄についてはさまざまで、ニューヨークのサマータイムや欧州のサマータイムによっても取引時間が異なります。
ニューヨークのサマータイムは、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までの期間です。また、欧州のサマータイムは、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの期間です。そのため1年には、通常の期間とニューヨークのサマータイムのみの期間、ニューヨーク・欧州ともサマータイムの期間の3つの期間があります。
また、各銘柄にはプレオープニング時間が設けられています。プレオープニング時間とは、取引開始前の少しの時間帯において、売り、あるいは、買いの注文のできる時間帯です。注文はできますが、約定はしません。
次の表は、各銘柄の各期間での取引時間の一覧です。
▼通常の期間
▼ニューヨークのサマータイムのみの期間
▼ニューヨーク・欧州ともサマータイムの期間
他の銘柄についてはさまざまで、ニューヨークのサマータイムや欧州のサマータイムによっても取引時間が異なります。
ニューヨークのサマータイムは、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までの期間です。また、欧州のサマータイムは、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの期間です。そのため1年には、通常の期間とニューヨークのサマータイムのみの期間、ニューヨーク・欧州ともサマータイムの期間の3つの期間があります。
また、各銘柄にはプレオープニング時間が設けられています。プレオープニング時間とは、取引開始前の少しの時間帯において、売り、あるいは、買いの注文のできる時間帯です。注文はできますが、約定はしません。
次の表は、各銘柄の各期間での取引時間の一覧です。
▼通常の期間
銘柄 | 取引時間 | プレオープニング時間 |
---|---|---|
日経225証拠金取引 | 8:30~翌6:00 | 8:20~8:30 (ただし1週間の最初の日は 8:00~8:30) |
DAX証拠金取引 | 16:00~翌6:00 | 15:50~16:00 |
FTSE100証拠金取引 | 17:00~翌6:00 | 16:50~17:00 |
FTSE中国25証拠金取引 | 10:30~17:00 | 10:20~10:30 |
▼ニューヨークのサマータイムのみの期間
銘柄 | 取引時間 | プレオープニング時間 |
---|---|---|
日経225証拠金取引 | 8:30~翌5:00 | 8:20~8:30 (ただし1週間の最初の日は 8:00~8:30) |
DAX証拠金取引 | 16:00~翌5:00 | 15:50~16:00 |
FTSE100証拠金取引 | 17:00~翌5:00 | 16:50~17:00 |
FTSE中国25証拠金取引 | 10:30~17:00 | 10:20~10:30 |
▼ニューヨーク・欧州ともサマータイムの期間
銘柄 | 取引時間 | プレオープニング時間 |
---|---|---|
日経225証拠金取引 | 8:30~翌5:00 | 8:20~8:30 (ただし1週間の最初の日は 8:00~8:30) |
DAX証拠金取引 | 15:00~翌5:00 | 14:50~15:00 |
FTSE100証拠金取引 | 16:00~翌5:00 | 15:50~16:00 |
FTSE中国25証拠金取引 | 10:30~17:00 | 10:20~10:30 |
株365の必要証拠金額は
株365の必要証拠金額は、株365を取り扱う証券会社が東京金融取引所の算出した株価指数証拠金基準額を参考に設定しています。
東京金融取引所の株価指数証拠金基準額の算出方法は次の通りです。
豊商事では、相場状況により必要証拠金を設定しています。2012年8月現在の各銘柄の必要証拠金は次の表の通りです。
以下の表は、2012年8月現在の必要証拠金の算出方法です。
東京金融取引所の株価指数証拠金基準額の算出方法は次の通りです。
- 各銘柄について、株価指数証拠金取引の清算価格の前日比を過去4週間、および、過去24週間にわたってそれぞれ1営業日ごとに調べます。
- 過去4週間の最大の変動価格を求めます。
- 過去24週間の2番目に最大の変動価格を求めます。
- 上記2と3のうち、大きい価格を30の倍数に切り上げます。
- 上記4に100を乗じた金額が株価指数証拠金基準額になります。
取扱株価指数 | 証拠金基準額 | 必要証拠金額 |
---|---|---|
日経225証拠金取引 | 3,000円から40,000円まで | 40,000円 |
40,001円から50,000円まで | 50,000円 | |
50,001円から70,000円まで | 70,000円 | |
70,001円から100,000円まで | 100,000円 | |
以降、10,000円の加算ごと | +10,000円 | |
DAX証拠金取引 | 3,000円から40,000円まで | 40,000円 |
以降、10,000円の加算ごと | +10,000円 | |
FTSE100証拠金取引 | 3,000円から40,000円まで | 40,000円 |
以降、10,000円の加算ごと | +10,000円 | |
FTSE中国25 証拠金取引 | 3,000円から150,000円まで | 150,000円 |
以降、10,000円の加算ごと | +10,000円 |
取扱株価指数 | 必要証拠金額 |
---|---|
日経225証拠金取引 | 50,000円 |
DAX証拠金取引 | 30,000円 |
FTSE100証拠金取引 | 30,000円 |
FTSE中国25 証拠金取引 | 90,000円 |
業者名 | 必要証拠金額 |
---|---|
岩井コスモ証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
インヴァスト証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
岡三オンライン証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
カネツFX証券株式会社 | 独自に算出 |
カブドットコム証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
KOYO証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
スター為替証券株式会社 | 東京金融取引所の定める証拠金基準額 |
マネックス証券株式会社 | 独自に算出 |
豊商事株式会社 | 独自に算出 |
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