2012年6月16日土曜日

世界の株価指数一覧

株価指数は、証券取引所に上場している銘柄を一定の基準で選出し、それらの銘柄の株価を一定の計算方法で算出したものです。

例えば、日本の株価指数の日経平均株価(日経平均、日経225)は、東京証券取引所(東証)第1部に上場する225銘柄を選出して独自の計算ルールにより算出しています。

株価指数は、その国の経済状況を知るための、ものさしとして投資家から注目されています。また、業種に特化した株価指数からはその国の産業状況を知ることができます。

以下は、世界の株価指数の一覧です。

▼日本
JASDAQインデックス
TOPIX 100
TOPIX 500
TOPIX CORE 30
TOPIX LARGE 70
TOPIX MID 400
TOPIX SMALL
TOPIX(東証株価指数)
大証250
東証2部 株価指数
東証REIT指数
東証マザーズ指数
日経300指数
日経500平均
日経JASDAQ平均
日経平均株価

▼アジア諸国
中国
シンセン CSI300指数
シンセン40指数
シンセンA株指数
シンセンB株指数
シンセン新指数(G株)
シンセン総合指数
上海180A株指数
上海50A株指数
上海A株指数
上海A株指数
上海新総合指数(G株)
上海総合指数
創業板指数
香港
S&P/HKEx GEM指数
S&P/HKEx 大型株指数
ハンセン香港35指数
ハンセン指数
ハンセン総合指数
ハンセン中国H株金融指数
ハンセン中国レッドチップ指数
ハンセン中国企業株指数(H株)
ハンセン中国本土企業株100指数
ハンセン中国本土企業株25指数
韓国
100種株価指数
200種株価指数
50種株価指数
KRX100指数
コスダック STAR指数
コスダック指数
総合株価指数
台湾
50指数
グレタイ証券市場指数
加権指数
タイ
SET 50種
SET指数
パキスタン
カラチ KSE100指数
カラチ KSE30指数
カラチ 全株指数
スリランカ
コロンボ全株指数
インドネシア
ジャカルタ LQ-45種
ジャカルタ 総合指数
インド
NIFTY指数
ムンバイ 100種指数
ムンバイ 200種指数
ムンバイ 500種指数
ムンバイ SENSEX30種
シンガポール
FTSE STオールシェア
ST指数
マレーシア
FTSEブルサマレーシアEMASインデックス
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス
フィリピン
総合指数
ベトナム
VN指数
ハノイ証券取引所株価指数
バングラデシュ
Dhaka Stock Exchange INDEX
モンゴル
モンゴル トップ20指数
ラオス
ラオス総合指数

▼オセアニア諸国
オーストラリア
ASX 全普通株指数
S&P/ASX200指数
S&P/ASX300指数
ニュージーランド
NZSX 15種 グロス
NZSX トップ10指数
NZSX 全普通株指数
NZSX 浮動株50 トータルリターン

▼北米、南米諸国
アメリカ合衆国
BATS 1000 INDEX
NYSE AMEX総合指数
NYSE Arcaインスティテューショナル指数
NYSE Arcaコンピューター株指数
NYSE Arca主要株価指数
NYSE Arca石油株指数
NYSE TMT指数
NYSE ヘルスケア株指数
NYSE ワールドリーダーズ指数
NYSE 金融株指数
NYSE 総合指数
NYSE 非米国株100種
NYSE 米国株100種
NYダウ コンポジット平均
NYダウ 公共株15種
NYダウ 工業株30種
NYダウ 輸送株20種
S&P 100種
S&P 1500指数
S&P 500種
S&P 小型株600種
S&P 中型株400種
インタラクティブ サービス株指数
ダウジョーンズUSトータルストックマーケット指数
ナスダック 100指数
ナスダック 100指数 開場前
ナスダック 100指数 閉場後
ナスダック コンピューター株指数
ナスダック バイオテクノロジー株指数
ナスダック 運輸株指数
ナスダック 金融100指数
ナスダック 金融株指数
ナスダック 銀行株指数
ナスダック 工業株指数
ナスダック 総合指数
ナスダック 通信株指数
ナスダック 保険株指数
バリューライン指数 算術平均
フィラデルフィア KBW銀行株指数
フィラデルフィア ゴールド&シルバー
フィラデルフィア 公益株指数
フィラデルフィア 石油株指数
フィラデルフィア 半導体株指数
ブルームバーグ REIT指数
ラッセル1000種指数
ラッセル2000種指数
ラッセル3000種指数
カナダ
S&P トロント60指数
S&P トロントベンチャー総合指数
S&P トロント株価指数
S&P トロント総合指数
メキシコ
IMC0指数
INMEX指数
トータルリターン指数
ボルサ指数
ブラジル
IBr X50指数
IBr X指数
コーポレートガバナンスIDX
バロールボベスパ指数
ボベスパ指数
通信株指数
電力株指数
パナマ
パナマ・ジェネラル指数
アルゼンチン
BURCAP指数
IBG指数
メルバル アルゼンチン指数
メルバル指数
チリ
65種株価指数
インター10指数
サンティアゴ IGPA指数
サンティアゴ IPSA指数
小型株指数
大型株指数
ペルー
IGBVL指数
リマ セレクティブ指数
ベネズエラ
IBC指数
バミューダ
バミューダ BSX指数
ジャマイカ
JSEマーケット指数
コスタリカ
BCT コスタリカ証券取引所指数
コロンビア
IPSACOL20指数
IPSACOLCAP指数
IPSAIGBC指数

▼ヨーロッパ諸国、地域
ヨーロッパ地域
FTSE ユーロファースト100種指数
FTSE ユーロファースト80種指数
FTSEユーロトップ100指数
FTSEユーロファースト300指数
MSCI ユーロ株価指数
MSCI 汎欧州株価指数
S&P ユーロ指数
S&P ヨーロッパ350指数
ストックスヨーロッパ50指数
ストックスヨーロッパ600指数
ストックス拡大欧州15指数
ストックス拡大欧州トータルマーケット指数
ブルームバーグ ヨーロッパ500指数
ブルームバーグ リクイッドMiFID指数
ブルームバーグ欧州ニューマーケット50
ユーロストックス50指数
ユーロストックス指数
ユーロネクスト 100種指数
ユーロネクスト 150種指数
新欧州ブルーチップ指数
イギリス
FTSE AIM全株指数
FTSE techMarkフォーカス指数
FTSE100指数
FTSE250指数
FTSE350指数
FTSEオールシェア指数
FTSE小型株指数
ドイツ
CDAXパフォーマンス指数
DAX指数
DAX中型株指数
HDAX指数
PS全株パフォーマンス指数
TecDAXパフォーマンス指数
クラシック全株パフォーマンス
全ハイテク株パフォーマンス
中型株パフォーマンス指数
スイス
DJスイス タイタンズ30
SMI指数
SMI中型株指数
SPIエキストラプライスリターン指数
パフォーマンス指数(SPI)
リーダー指数
フランス
CAC40指数
CACネクスト20指数
CAC小型株90指数
CAC全株指数
CAC中型株100指数
CAC中小型株190指数
SBF250指数
イタリア
DJイタリア タイタンズ30
FTSE MIB指数
FTSE イタリアSTAR指数
FTSE イタリア全株指数
FTSE イタリア中型株指数
スペイン
DJスペイン タイタンズ30
IBEXX35指数
MAマドリード指数
ポルトガル
PSI-20指数
PSI総合指数
オランダ
アムステルダムAEX指数
アムステルダム中型株指数
ベルギー
BEL20指数
VLAM21指数
ブリュッセル全株式リターン指数
ルクセンブルク
LuxXリターン指数
LuxX指数
デンマーク
OMXコペンハーゲン20指数
OMXコペンハーゲン指数
アイルランド
ISEQ全株指数
アイスランド
OMX ICEXメイン指数
ノルウェー
OBXP指数
OBX株価指数
オスロベンチマーク指数
オスロミューチュアルファンド指数
オスロ小型株指数
オスロ全株指数
フィンランド
OMXヘルシンキ・キャップ指数
OMXヘルシンキ25指数
OMXヘルシンキ指数
スウェーデン
DJスウェーデンタイタンズ30
OMXストックホルム30指数
OMXストックホルムベンチマーク指数
OMXストックホルム全株指数
ロシア
MICEX10指数
MICEX指数
RTS-2指数
RTSスタンダード指数
RTS指数
TRADED指数
ギリシャ
FT ASE20種指数
FT ASE小型株80種指数
FT ASE中型株40種指数
アテネ総合指数
スロバキア
スロバキア株価指数
ルーマニア
BET指数
ハンガリー
TRADED指数
ブダペスト証取指数
オーストリア
ATXプライム指数
ATX指数
ウィーン証券取引所株価指数
ポーランド
WSE mWIG40 INDEX
ワルシャワ sWIG80指数
ワルシャワWIG20種
ワルシャワWIG指数
チェコ
プラハPX指数
ウクライナ
PFTS指数
ウクライナ株価指数
カザフスタン
証券取引所指数
クロアチア
CRROBEX指数
マケドニア
MBI-10指数
MBID指数
モンテネグロ
モンテネグロ20指数
セルビア
ベオグラードBELEX15指数
ベオグラードBELEXライン指数
スロベニア
優良株指数
エストニア
OMXタリン指数
ラトビア
OMXリガ指数
トルコ
DJトルコ タイタンズ20
イスタンブール ナショナル100種
イスタンブール ナショナル30種指数
リトアニア
OMXビリニュス指数
ブルガリア
SOFIX指数
キプロス
ゼネラルマーケット指数
マルタ
マルタ証券取引所株価指数
ボスニアヘルツェゴビナ
サラエボSAFEフリーマーケット10指数
ボスニアBIRS指数

▼アフリカ、中東諸国
南アフリカ
FTSE/JSEアフリカトップ40指数
FTSE/JSEアフリカ工業株25種
FTSE/JSEアフリカ全株指数
クウェート
クウェート証券取引所指数
クエート証券取引所加重平均指数
イスラエル
テルアビブ100種指数
テルアビブ25種指数
モロッコ
CFG25種指数
MADEX指数
全株指数
エジプト
CASE30指数
ヘルメス指数
チュニジア
TUNINDEX指数
アラブ首長国連邦
FTSE/NASDAQ UEA20指数
アブダビ証券取引所株価指数
ドバイ金融市場総合指数
サウジアラビア
タダウル全株指数
バーレーン
エステラド指数
全株指数
ケニア
SE20シェアー
ナイロビ証券取引所全株指数
ナイジェリア
ナイジェリア全株指数
ナミビア
FTSE/JSEナミビア総合指数
ガーナ
ガーナ総合指数
タンザニア
タンザニア全株指数
ボツワナ
ボツワナ国内企業株指数
パレスチナ
パレスチナ証取指数
レバノン
BLOM指数
オマーン
マスカットMSM30指数
カタール
DSM指数
ヨルダン
アンマンジェネラル指数
モーリシャス
SEMDEX指数

株式の投資8原則とは

株式の投資8原則とは、過去の相場経験を8つの法則にまとめたものです。

1.十分に調査する
購入予定の銘柄の財務内容やチャートなどを十分に調査して研究することが望ましいとされます。また、企業の発表する決算報告書の見方、同業他社の動向なども十分調査する必要があります。
2.大局を見る
個別銘柄の調査に加えて、日本の経済状況、世界の経済状況を把握することが望ましいとされます。また、日経平均株価やTOPIXといった株価指数などの研究も必要です。
3.初めは少額投資で
株式投資の初めのうちは、相場観をつかむため最低購入株数の単元株での売買が望ましいとされます。また、単元株未満の取引ができるミニ株なども利用するとよいでしょう。
4.十分な資金で始める
十分な資金で余裕をもって株式投資することが望ましいとされます。銘柄の値下がりした際のナンピン買いも想定しておくとよいでしょう。
5.安値圏で買う
株式投資では、安値圏で買い、高値圏で売ることで利益が発生します。十分な調査をした上で安値圏と判断した時に買うことが望ましいとされます。
6.深追いはしない
売りのタイミングでは、利益を求めすぎないで手じまうことが望ましいとされます。「あと10円値上がりしたら・・・」と欲を出すと売り損ねることもあります。
7.理論通りにいかないことに留意する
株価分析のテクニカル指標で「買い」のシグナルが出ても、その後値下がりすることもあります。また、好業績だからといって株価が値上がりすると決まったわけではありません。このように理論通りにいかないことがあることを留意するべきとされます。
8.誤りはすぐ修正する
自分なりの投資ルールを作り、それに従って投資しても必ず勝てるわけではありません。場合によっては投資ルールの修正も必要になります。株式投資をしながらルールを修正してよりよい投資ルールを作るのが望ましいとされます。

株式分析の出来高移動平均線とは

株式分析の出来高移動平均線とは、指定した期間の出来高の平均値をグラフに表したもので、相場の過熱感を調べる時に用いられるテクニカル指標です。

出来高移動平均は、過去n日間の出来高を合計してnで割った数値です。

日付出来高
6/15000
6/210000
6/33000
6/42000
6/58000
例えば、上の場合の過去5日間の出来高移動平均は、次の式で求めることができます。

(5000+10000+3000+2000+8000)÷5=5600



上の図は、チャート画面に出来高移動平均線を描画したものです。青色の線が10週、緑色の線が20週、水色の線が50週の出来高移動平均線です。そして、赤色の線が出来高です。ローソクのエリアの黄色い線は株価の移動平均線です。

出来高移動平均線の見方は、出来高が出来高移動平均線を大きく上回った時が相場の過熱感が高いと判断します。この時の株価は、大きく上昇しているか、大きく下降しているかのいずれかになります。

次に、出来高と出来高移動平均線がほぼ同じ数値で推移している時は、相場の過熱感が低いと判断します。この時の株価は、ほぼ横ばいで推移します。

上の図の赤色の四角で囲んだ部分は、出来高が出来高移動平均線を大きく上回っています。株価は移動平均線の上で推移しているため、株価が大きく上昇していることを表しています。出来高が出来高移動平均線を下回った地点が売りのエントリーポイントになります。

上の図の緑色の四角で囲んだ部分は、出来高が出来高移動平均線を大きく上回っています。株価は移動平均線の下で推移しているため、株価が大きく下降していることを表しています。出来高が出来高移動平均線を下回った地点が買いのエントリーポイントになります。

株式分析の出来高陰陽線とは

株式分析の出来高陰陽線とは、ローソク足の形によって出来高のグラフに色を分けて表示するテクニカル指標です。

出来高陰陽線は、ローソク足が陰線の場合には、陰線の色と同じ色で出来高のグラフを描画します。例えば陰線が青色ならば出来高のグラフも青色で描画します。

また、ローソク足が陽線の場合には、陽線の色と同じ色で出来高のグラフを描画します。例えば陽線が赤色ならば出来高のグラフも赤色で描画します。



上の図はチャート画面に出来高と出来高陰陽線を描画したものです。

ローソク足が陰線の時に出来高のグラフが青色で表示され、ローソク足が陽線の時に出来高のグラフが赤色で表示されているのがわかります。

上の図の緑色の四角で囲んだ部分は、ローソク足が陽線で出来高が増えているのがわかります。この地点では相場の買い圧力が強いことを表しています。この地点は、次の週の出来高が減っていることから、トレンドの転換点になります。

また、上の図の赤色の四角で囲んだ部分は、ローソク足が陰線で出来高が増えているのがわかります。この地点では相場の売り圧力が強いことを表しています。この地点は、次の週の出来高が減っていることから、トレンドの転換点になります。

株式分析の新値足とは

株式分析の新値足とは、株価のトレンドの転換点を見つけるためのテクニカル指標です。

新値足は、当日の終値が前日の終値よりも高い時か安い時にのみ陰陽線を描画します。高値を上回らない時、安値を下回らなければ描画しません。このように新値足は、時系列の要素を加味しないテクニカル指標になります。

▼株式分析の新値足の描画の方法

次の表の値動きから新値足を描画する方法を解説します。

日付終値
6/1181
6/4179
6/5182
6/6177
6/7178
6/8174
6/11172
6/12176
6/13176
6/14169
6/15165
6/18170
6/19173
6/20168
6/21172
6/22167
6/25173



  • 6/4に181円から179円に値下がりしたので、181円から179円までの陰線を描画します。「1」の地点です。
  • 6/5に前回の高値を更新したので、前回の高値181円から182円までの陽線を描画します。「2」の地点です。
  • 6/6に前回の安値を更新したので、前回の安値181円から177円までの陰線を描画します。「3」の地点です。
  • 6/7は前回の高値、および、安値を更新していないので描画しません。
  • 6/8に前回の安値を更新したので、前回の安値177円から174円までの陰線を描画します。「4」の地点です。
  • 6/11に前回の安値を更新したので、前回の安値174円から172円までの陰線を描画します。「5」の地点です。
  • 6/12に前回の高値を更新したので、前回の高値174円から176円までの陽線を描画します。「6」の地点です。
  • 6/13は前回の高値、および、安値を更新していないので描画しません。
  • 6/14に前回の安値を更新したので、前回の安値174円から169円までの陰線を描画します。「7」の地点です。
  • 6/15に前回の安値を更新したので、前回の安値169円から165円までの陰線を描画します。「8」の地点です。
  • 6/18に前回の高値を更新したので、前回の高値169円から170円までの陽線を描画します。「9」の地点です。
  • 6/19に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から173円までの陽線を描画します。「10」の地点です。
  • 6/20に前回の安値を更新したので、前回の安値170円から168円までの陰線を描画します。「11」の地点です。
  • 6/21に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から172円までの陽線を描画します。「12」の地点です。
  • 6/22に前回の安値を更新したので、前回の安値170円から167円までの陰線を描画します。「13」の地点です。
  • 6/25に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から173円までの陽線を描画します。「14」の地点です。

▼株式分析の新値足のエントリーポイント

下の図は、チャート画面と新値足の画面です。



新値足では陰線が何本か続いた時が上昇トレンドから下降トレンドへの転換点になります。この地点が売りのエントリーポイントになります。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。

また、新値足では陽線が何本か続いた時が下降トレンドから上昇トレンドへの転換点になります。この地点が買いのエントリーポイントになります。上の図の黄色の丸で囲んだ部分になります。

株式分析のサイコロジカルラインとは

株式分析のサイコロジカルラインとは、一定期間の株価の上昇した回数と下降した回数から相場の強さを調べるためのテクニカル指標のことです。

サイコロジカルラインは、次の計算式で求めることができます。

計算期間をn日とすると、

株価の上昇した日÷n日×100

になります。

例えば、株価の推移が次のような場合のサイコロジカルラインの値を求めてみます。

日付終値
4/21480
4/31550
4/41600
4/51570
4/61480
4/91540
4/101520
4/111580
4/121650
4/131660
4/161600

計算期間を10日とすると、株価の上昇した日は6日なので、4/16の時点でのサイコロジカルラインの値は次の計算式で求めることができます。

6÷10×100=60

サイコロジカルラインの値は60になります。

ちなみに、計算期間を3日とすると、株価の上昇した日は2日なので、4/16の時点でのサイコロジカルラインの値は66.6になります。

サイコロジカルラインは、株価の上昇幅や下降幅は計算に入れません。株価の上昇幅や下降幅を計算に入れたテクニカル指標はRSIといいます。



上の図は、チャート画面にサイコロジカルラインを描画したものです。

サイコロジカルラインの値が25以下ならば売られすぎ感が高いため買いのエントリーポイントになります。上の図の緑色の丸で囲んだ部分になります。

また、75以上ならば買われすぎ感が高いため売りのエントリーポイントになります。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。

なお、計算日数や銘柄によっては、20以下で買いのエントリーポイント、80以上で売りのエントリーポイントとする場合もあります。

株式分析のベータ値とは

株式分析のベータ値(β値)とは、株価指数と個別銘柄との連動する割合を数値に表したテクニカル指標のことです。

株価指数は、TOPIXや日経平均株価(日経225)などを用いることが多いようです。

ベータ値の求め方はまず、時系列で株価指数と個別銘柄の変動率を求めます。



上の表は、TOPIXとNTTの価格と変動率です。

変動率の2列について、散布図を描画します。そして、各点の中心を通る線を描画します。下の図の赤色の線です。



そして、赤色の線の傾きを求めます。x軸が1増加した時にy軸がおよそ0.8増加していますので、傾きは0.8になります。この値がベータ値になります。

ベータ値が0.8というのはどのような意味があるのでしょうか。

それは、TOPIXが1%上昇すれば、NTTは0.8%の上昇が期待できることを表しています。そして、TOPIXが1%下降すればNTTは0.8%の下降を予想することができます。

ベータ値は、ポートフォリオを組む時に用いられます。例えば、相場の地合いがよく、将来、株価の上昇が見込めると予想した時には、ベータ値の高い銘柄をポートフォリオに組みます。ベータ値の平均が1.5の銘柄をポートフォリオに組めば、TOPIXが10%上昇すればポートフォリオに組んだ銘柄は15%の上昇が期待できます。

しかし、予想に反してTOPIXが10%下降すれば、ポートフォリオにに組んだ銘柄は15%も下降してしまいます。このようなリスクを抑える手段としては、ポートフォリオに組み込む銘柄のベータ値の平均を1にすることが多いようです。

なお、ポートフォリオに組み込む銘柄のベータ値の平均を0.7や0.8のように1未満にすると、ローリスクローリターンになります。

株式投資に日本銀行の1%ルールを活用する方法

日本銀行(日銀)の金融市場局では、資産買入れ等の基金の運営として、ETF(指数連動型上場投資信託受益権)やJ-REIT(不動産投資法人投資口)などを買い入れています。日本銀行では、TOPIXが前場に1%以上下落した時にETFの買い入れをするというルールがあるとされています。しかし、日本銀行では買い入れの条件などを公表していないためその真偽は定かではありません。

次の表は、日本銀行の公表するETFの買い入れ履歴とTOPIX、NYダウの値動きです。



上の表の薄い赤色の部分は、日本銀行がETFを買い入れた日と、TOPIXの変動幅です。1%ルールが全てのケースに当てはまってはいませんが、ほとんどは1%ルールに従ってETFを買い入れていることがわかります。

株式投資に日本銀行の1%ルールを活用する方法として、日本銀行がETFの買い入れを行う前に日経平均株価(日経225)採用銘柄やTOPIX 100採用銘柄を購入し、後場の日本銀行のETFの買い入れにより株価の値上がりを期待するといった手法があります。

この手法の前提は、「TOPIXが前場に1%以上下落すること」です。TOPIXが下落する要因の1つに、前日のNYダウの株価が挙げられます。東京市場は、NY市場の株価の変動に影響されることが多く、NYダウが上昇すれば東京市場も上昇し、NYダウが下落すれば東京市場も下落することが多いようです。つまり、NYダウが1%以上下落したら、東京市場の寄付きで日経平均株価(日経225)採用銘柄やTOPIX 100採用銘柄を購入すればよいことになります。

上の表の薄い青色の部分は、日本銀行がETFを買い入れた日の前日のNYダウの変動幅です。多くの場合において、NYダウが1%以上下落した翌日にTOPIXも連動して下落し、その結果、日本銀行がETFを買い入れていることがわかります。

関連サイト:
オペレーション(日次公表分) - 日本銀行(日銀)

株価分析の時系列練行足とは

株価分析の時系列練行足とは、株価のトレンドを調べるためのテクニカル指標です。

時系列練行足は、ある一定の値幅をあらかじめ決めておき、その値幅以上の値動きがあった時に陽線や陰線を描画する練行足に、時系列を加えたものです。

時系列練行足では、2本のラインを描画します。

時系列練行足では、ローソク足が下方のラインを上から下へ突き抜けた地点が売りのエントリーポイントになります。

また、ローソク足が上方のラインを下から上へ突き抜けた地点が買いのエントリーポイントになります。

このように時系列練行足は、順張りによる売買のエントリーポイントを探し出す時に用いられます。



上の図は、チャート画面に時系列練行足を描画したものです。水色の線が時系列練行足の下方線、オレンジ色の線が時系列練行足の上方線になります。

上の図の青色の丸で囲んだ部分では、ローソク足が時系列練行足の下方線を上から下へ突き抜けています。この地点が売りのエントリーポイントになります。

また、上の図のピンク色の丸で囲んだ部分では、ローソク足が時系列練行足の上方線を下から上へ突き抜けています。この地点が買いのエントリーポイントになります。

なお、上の図の緑色の四角で囲んだ部分では、買いのエントリーポイントの発生から間もなく売りのエントリーポイントが発生しています。時系列練行足では、売買のエントリーポイントが発生しても思うように利益の発生しないことがあります。



上の図においても、緑色の四角で囲んだ部分では、売りのエントリーポイントの発生から間もなく買いのエントリーポイントが発生しています。

また、赤色の四角で囲んだ部分では、売りのエントリーポイントが発生していますが、その後に値を戻して上昇しています。

時系列練行足を株式売買の指標とする場合には、他のテクニカル指標と併せて使用するとよいでしょう。

株価分析のバイセルポイントとは

株価分析のバイセルポイント(buy sell point)とは、テクニカル指標のMACDにおける売買のエントリーポイントを見やすく描画したテクニカル指標のことです。

MACDは、長期と短期のEMA(指数平滑移動平均)により求められます。

EMAは、SMA(単純移動平均)とは異なり、古い日付の株価よりも新しい日付の株価のほうに重みを付けて算出します。



上の図は、上段にSMA、下段にEMAを描画したものです。

SMA、EMAとも計算日数は10週ですが、SMAよりもEMAのほうが株価にくっついて推移していることがわかります。

赤色の四角で囲んだ部分は、株価が急騰した後に反落した局面です。SMAでは株価の急騰に追いつけず、また、反落にも反応していません。一方、EMAでも株価の急騰に追いつけずにいますが、反落には反応して下げています。

このように、株価に対する反応は、SMAよりEMAのほうが大きいことがわかります。



上の図は、MACDとバイセルポイントを描画したものです。

バイセルポイントでは、短期のEMAが長期のEMAを下から上へ突き抜けた時に赤色のラインを描画します。この地点が買いのエントリーポイントになります。

また、短期のEMAが長期のEMAを上から下へ突き抜けた時に青色のラインを描画します。この地点が売りのエントリーポイントになります。