2012年5月24日木曜日

FXのローソク足のパターンの見方

FX(外国為替証拠金取引)のローソク足にはさまざまなパターンがあります。ローソク足の長さや上ヒゲ、下ヒゲ、陰線、陽線などはその時の相場の動きを暗示したもので、そのパターンから今後の相場を読み取ることもできます。

ここでは、ローソク足のさまざまなパターンの見方を解説します。

▼相場が強いことを暗示しているローソク足


A
陽線の長いパターンです。長大陽線、陽の丸坊主といいます。相場が強いことを暗示しているローソク足の中でも、特に相場が強い時に出現します。
B
陽線の長く、下ヒゲのあるパターンです。大陽線、陽の大引け坊主といいます。安値をつけたものの高値引けしているのは相場が強いことを表しています。
C
Bと似ていますが、下ヒゲの長さに違いがあります。下影陽線といいます。Bと同様に相場の強いことを表しているローソク足です。
D
Bを逆さまにした形のローソク足です。高値引けしていませんが、大きな陽線です。これも大陽線といい、また、陽の寄付き坊主といいます。
E
Cの陰線のパターンです。大きく下げたものの、半値以上戻して引けています。陰線ですがまだ相場が強いことを暗示しています。下影陰線といいます。

▼相場が弱いことを暗示しているローソク足


A
陰線の長いパターンです。長大陰線、陰の丸坊主といいます。相場が弱いことを暗示しているローソク足の中でも、特に相場が弱い時に出現します。
B
陰線の長く、下ヒゲのあるパターンです。大陰線、陰の寄付き坊主といいます。寄付き以降、下げ基調で推移しているのは相場が弱いことを表しています。
C
Bを逆さまにした形のローソク足です。高値を付けたものの大きな陽線を形成しています。これも大陰線といい、また、陰の大引け坊主といいます。
D
上ヒゲの長い陽線のパターンです。上影陽線といいます。高値をつけたもののその後大きく値を戻しているため、相場が弱いことを暗示しています。
E
Dの陰線のパターンです。上影陰線といいます。Dと同様に高値を付けたもののその後大きく値を戻して安値引けしているため、相場が弱いことを暗示しています。

▼相場が転換することを暗示しているローソク足


A
始値と終値が同値のパターンです。十字、足長同時線といいます。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。また、安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
B
始値と高値、終値が同値のパターンです。トンボといいます。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
C
始値と安値、終値が同値のパターンです。トウバといいます。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。
D
下影陽線の中でも下ヒゲの長いパターンです。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
E
下影陰線の中でも下ヒゲの長いパターンです。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
F
上影陽線の中でも上ヒゲの長いパターンです。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。
G
上影陰線の中でも上ヒゲの長いパターンです。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。

▼相場がレンジに納まることを暗示しているローソク足


A
小陽線、星といいます。始値と終値の価格差が小さいのが特徴で、相場の方向性がない時に出現します。
B
小陰線、星といいます。始値と終値の価格差が小さいのが特徴で、相場の方向性がない時に出現します。

FXのチャートのもみ合いとは

FX(外国為替証拠金取引)のチャートがレンジで推移していることを「もみ合い」といいます。

もみ合いは長い期間続くこともありますが、いつかはもみ合いが解消されて下降するか、上昇するかのいずれかの方向へ値動きします。

▼もみ合い後に下降するパターン

もみ合い後にレンジを突き抜けて下降することをブレイクアウト、あるいは、もみ合い放れの下放れといいます。下のチャートは、もみ合い後に下降するパターンです。


▼もみ合い後に上昇するパターン

もみ合い後にレンジを突き抜けて上昇することをブレイクアウト、あるいは、もみ合い放れの上放れといいます。下のチャートは、もみ合い後に上昇するパターンです。


▼下値遊びの下放れ

下のチャートは、下降後にもみ合いの局面を迎え、その後にレンジを抜けて下降してします。このパターンを「下値遊びの下放れ」といいます。

価格が勢いをつけて下降した後は、買い圧力が強くなり値上がりする傾向にあります。しかし、下降後に値を上げないということは買い圧力が弱く、売り圧力がまだ衰えていないことになります。このように、安値圏でのもみ合いは、もみ合い後に下降する傾向にあります。


▼上値遊びの上放れ

下のチャートは、上昇後にもみ合いの局面を迎え、その後にレンジを抜けて上昇しています。このようなチャートを「上値遊びの上放れ」といいます。

価格が勢いをつけて上昇した後は、売り圧力が強くなり値下がりする傾向にあります。しかし、上昇後に値を下げないということは売り圧力が弱く、買い圧力がまだ衰えていないことになります。このように、高値圏でのもみ合いは、もみ合い後に上昇する傾向にあります。


FXの2段上げ、3段上げとは

FX(外国為替証拠金取引)の2段上げとは、為替レートが2段階にわたって上昇することです。また、為替レートが3段階にわたって上昇することを3段上げといいます。

一方、為替レートが2段階にわたって下降することを2段下げといい、3段階にわたって下降することを3段下げといいます。

▼2段上げ

下のチャートは、2段上げの例です。1段目の上昇の後にレンジに移り、その後、再び上昇しています。なお、レンジから下へブレイクアウトした場合には、2段上げは不成立になります。

▼3段上げ

下のチャートは、3段上げの例です。1段目の上昇の後にレンジに移り、その後、再び上昇、レンジ、上昇と繰り返して3段上げしています。なお、それぞれのレンジから下へブレイクアウトした場合には、3段上げは不成立になります。

▼2段下げ

下のチャートは、2段下げの例です。1段目の下降の後に半値戻して、その後に1段目の安値を突き抜けて2段下げに入っています。

なお、1段目の安値を突き抜けずに再び上へ転換した場合には、ダブルボトムの形成する可能性が高くなります。

▼三段下げ

下のチャートは、3段下げの例です。1段目の下降の後にレンジに移り、その後、再び下降、レンジ、下降と繰り返して3段下げしています。なお、それぞれのレンジから上へブレイクアウトした場合には、3段下げは不成立になります。

FXのオシレーター系とトレンド系とは

FX(外国為替証拠金取引)で用いられるテクニカル指標は、オシレーター系とトレンド系の2つに分類することができます。

オシレーター系は、為替レートの売られすぎや買われすぎを調べる時に用いるテクニカル指標の総称です。オシレーター系のテクニカル指標では、0から100までのように一定の範囲内で数値が動き、ある数値より上であれば「売りポジション」、下であれば「買いポジション」の判断をします。

トレンド系は、為替レートが上昇トレンドか下降トレンドか、あるいはレンジかを調べる時に用いるテクニカル指標です。トレンド系のテクニカル指標では計算式により数値を算出しますが、数値から「売りポジション」、「買いポジション」の判断をするものではありません。売買の判断は、為替レートとの相対比であったり、2つ以上のパラメータにより算出した数値の相対比であったりします。また、レジスタンスラインとサポートラインを描画して、ブレイクアウトした時を売買の判断材料とします。

▼オシレーター系の主なテクニカル指標
  • Bulls Bears Power
  • Commodity Channel Index
  • RSI
  • RCI
  • サイコロジカルライン
  • ストキャスティックス
  • モメンタム
  • 移動平均乖離率

▼トレンド系の主なテクニカル指標
  • ADX
  • MACD
  • On Balance Volume
  • Point and Figure
  • zigzag
  • アルーン
  • カギ足
  • 新値足
  • 練行足
  • 移動平均
  • 一目均衡表
  • DMI
  • ボリンジャーバンド

FXのペアトレードとは

FX(外国為替証拠金取引)のペアトレード(pair trade)とは、2つの異なる通貨ペアを同時にエントリーして、同時に決済するトレード方法のことです。

ペアトレードは、同じような値動きをする2つの異なる通貨ぺアを保有する方法と、逆の値動きをする2つの異なる通貨ペアを保有する方法の2通りがあります。

▼同じような値動きをする2つの異なる通貨ぺアを保有する方法

同じような値動きをする2つの異なる通貨ぺアを保有する方法では、2つの通貨ペアとの価格差が通常よりも大きくなった時、あるいは、小さくなった時にエントリーします。

通常は、次の図のように2つの通貨ペアは同じような値動きをして、価格差も同じ間隔になります。


2つの通貨ぺアは常に同じ値動きをしているわけではなく、どちらか一方の通貨が大きく値動きすることがあります。これにより、2つの通貨ぺアの価格差が崩れます。

例えば、A通貨とB通貨があり、A通貨とB通貨との価格差は常に0.5円であるとします。A通貨が大きく値を上げてA通貨とB通貨との価格差が0.8円に広がりました。このようなケースでは、A通貨がB通貨との価格差を修正するために値下がりするか、B通貨がA通貨との価格差を修正するために値上がりするかのいずれかの値動きが期待できます。


上の図は、A通貨が81.3円、B通貨が80.5円になり価格差が0.8円に広がった時のチャートです。A通貨とB通貨との価格差が0.5円に戻るとすれば、81.3円でA通貨を売り、B通貨を80.5円で買えば0.3円分の利益が得られます。


上の図は、A通貨がさらに上昇した時のチャートです。このようなケースになったとしても、A通貨とB通貨との価格差が0.5円になれば利益が得られます。
・A通貨の損益・・・81.3円-81.6円=-0.3円
・B通貨の損益・・・81.1円-80.5円=0.6円
・損益の合計・・・-0.3円+0.6円=0.3円

▼同じような値動きをする通貨ぺアの例

・AUD/JPY


・NZD/JPY

▼逆の値動きをする2つの異なる通貨ペアを保有する方法

逆の値動きをする2つの異なる通貨ぺアを保有する方法では、2つの通貨ペアとも売りポジションするか、買いポジションします。

例えば、A通貨とB通貨とを買いポジションした場合、A通貨が値上がりすればA通貨で利益が発生します。一方、B通貨はA通貨と逆の値動きをするので、B通貨では損失が発生します。
また、A通貨が値下がりすればB通貨が値上がりします。このような買い方では、2つの通貨ペアの損益合計は0円か、0円に近い金額で推移します。そのため、為替レートの変動による利益は出ません。それでは、どのようにして利益を出すのでしょうか。

それは、スワップポイントで利益を出します。例えば、A通貨の買いのスワップポイントが10円、B通貨の買いのスワップポイントが-3円であれば7円の利益を出すことができます。2つの通貨ペアの買いのスワップポイントの合計がマイナスの場合には、2つの通貨ペアとも売りポジションすれば利益を出すことが可能です。

▼逆の値動きをする通貨ペアの例

・EUR/USD

・USD/CHF

FXのスワップポイントによる損益のシミュレーション

FX(外国為替証拠金取引)のスワップポイントは、通貨ペアの金利差による利息のことで、半年から1年、2年と長期間保有すればスワップポイントのみで大きな利益を得ることができます。為替レートが値下がりして損失が生じても、スワップポイントで損失をカバーすることもできます。

ここでは、スワップポイントの高い通貨ペアを長期間保有した場合の損益のシミュレーションをしてみます。なお、政策金利が変更されるとスワップポイントも変動します。その場合には予測通りの結果にならない可能性があります。

▼ZAR/JPYの場合

ZARは、南アフリカ共和国の通貨でランドといいます。2012年5月現在、ZAR/JPYの買いのスワップポイントは1万通貨あたり12円前後です。また、為替レートは9.5円前後です。ZAR/JPYの取引はUSD/JPYやEUR/JPYとは異なり10万通貨単位であることが多いようです。10万通貨でのスワップポイントは120円前後になります。次の表は、ZAR/JPYを10万通貨買った場合です。

為替レート 内訳 1年後 2年後 3年後
11.5円 為替差損/差益 200,000円 200,000円 200,000円
スワップ 43,800円 87,600円 131,400円
243,800円 287,600円 331,400円
10.5円 為替差損/差益 100,000円 100,000円 100,000円
スワップポイント 43,800円 87,600円 131,400円
143,800円 187,600円 231,400円
9.5円 為替差損/差益 0円 0円 0円
スワップポイント 43,800円 87,600円 131,400円
43,800円 87,600円 131,400円
8.5円 為替差損/差益 -100,000円 -100,000円 -100,000円
スワップポイント 43,800円 87,600円 131,400円
-56,200円 -12,400円 31,400円
7.5円 為替差損/差益 -200,000円 -200,000円 -200,000円
スワップポイント 43,800円 87,600円 131,400円
-156,200円 -112,400円 -68,600円

上の表から、為替レートが9.5円のまま変わらなければ、1年後には43,800円の利益が得られることがわかります。

▼AUD/JPYの場合

AUDは、オーストラリアの通貨でオーストラリアドル、豪ドルなどといいます。2012年5月現在、AUD/JPYの買いのスワップポイントは1万通貨あたり80円前後です。また、為替レートは77.5円前後です。次の表は、AUD/JPYを1万通貨買った場合です。

為替レート 内訳 1年後 2年後 3年後
79.5円 為替差損/差益 20,000円 20,000円 20,000円
スワップ 29,200円 58,400円 87,600円
49,200円 78,400円 107,600円
78.5円 為替差損/差益 10,000円 10,000円 10,000円
スワップポイント 29,200円 58,400円 87,600円
39,200円 68,400円 97,600円
77.5円 為替差損/差益 0円 0円 0円
スワップポイント 29,200円 58,400円 87,600円
29,200円 58,400円 87,600円
76.5円 為替差損/差益 -10,000円 -10,000円 -10,000円
スワップポイント 29,200円 58,400円 87,600円
19,200円 48,400円 77,600円
75.5円 為替差損/差益 -20,000円 -20,000円 -20,000円
スワップポイント 29,200円 58,400円 87,600円
9,200円 38,400円 67,600円

上の表から、1年後に為替レートが2円下がっても、スワップで為替差損をカバーでき利益が出ることがわかります。

FXのレバレッジ1倍でロスカットはあるのか

FX(外国為替証拠金取引)のレバレッジが高いとロスカットになりやすいといわれていますが、それは誤りです。レバレッジが高くても、口座に十分な資金があればロスカットになりにくくなります。

ロスカットは、維持率が指定したパーセンテージを下回った場合に発生します。維持率は、評価額(純資産額)を必要証拠金額で割ってパーセンテージで表したものです。

例えば、評価額が10万円で、必要証拠金額が15万円なら維持率は66.7%になります。

10万円÷15万円×100%=66.7%

ここで、追加資金として100万円を口座に入金すると評価額は110万円になり、維持率は733.3%に跳ね上がります。

110万円÷15万円×100%=733.3%

これならばロスカットの心配はなくなるでしょう。

FXでロスカットが頻繁で起きる原因は、評価額の少なさにあります。あるいは、評価額に対する必要証拠金の多さにあります。

それならレバレッジを1倍にすればロスカットが避けられると思うかもしれませんが、評価額が少なければロスカットが発生します。

例えば、口座に80万円を入金して1ドル80円のUSD/JPYを1万通貨買ったとします。この時点での維持率は次のように求めます。

80万円÷80万円×100%=100%

FX業者では、独自のロスカットルールを設けています。そのほとんどは、維持率が50%を下回ったらロスカットといったものが多いようです。なお、維持率は40%、30%などさまざまです。

ここで、USD/JPYが1ドル40円になった場合の維持率を計算してみます。

40万円÷80万円×100%=50%

USD/JPYが80円から40円へ円高になると維持率は50%になります。ロスカットルールを維持率50%未満に設定しているFX業者の場合、USD/JPYが1ドル40円を割った時点でロスカットされることになります。よって、レバレッジ1倍でもロスカットになることがあります。しかし、実際にはこのようなことはまず起きないと考えてよいでしょう。

なお、ロスカットを完全に排除したい場合には外貨預金がよいでしょう。

FXのポジション比率とは

FX(外国為替証拠金取引)のポジション比率とは、未決済のポジションのショートとロングとの比率のことです。

ポジション比率は、FX業者が顧客の未決済のポジションからショートとロングの統計を取って比率として公表します。なお、ロット数などのデータは公表されません。

ポジション比率の傾向は、スワップポイントに因るところが多いようです。例えば、AUD/JPYのような買いのスワップポイントの高い通貨ペアの場合はロングが8割数以上を占めています。そして、ZAR/JPYでは9割以上がロングで占めています。

一方、EUR/USDやGBP/USDのように売りのスワップポイントがプラスの通貨ペアの場合にはショートが半数を超える傾向にあります。

また、通貨レートが上昇すると、ポジション比率のうちショートの比率が高くなる傾向にあります。また、通貨レートが下降すると、ポジション比率のうちロングの比率が高くなる傾向にあります。

▼USD/JPYの為替レートとポジション比率のグラフ


▼ポジション比率を公開しているFX業者の一覧
FX業者 サービス名
株式会社外為どっとコム 外貨ネクスト
トレイダーズ証券株式会社 みんなのFX
株式会社マネーパートナーズ パートナーズFX
FXCMジャパン証券株式会社 スタンダード口座 (FX)

FXのXAUやXAGとは

FX(外国為替証拠金取引)のXAUは、金の通貨コードのことです。XAUは、貴金属証拠金取引で用いられているコードです。XAUは、国内外の一部のFX業者で取引が可能です。

また、XAGは、銀の通貨コードのことです。XAGも、貴金属証拠金取引で用いられているコードで、国内外の一部のFX業者で取引が可能です。

XAUやXAGは、FXと同じように証拠金を納めることで取引が可能になります。

▼XAUやXAGの通貨ペア一覧

XAUやXAGを取引するための通貨ペアには次のようなものが挙げられます。
  • XAU/USD・・・金/米ドル
  • XAG/USD・・・銀/米ドル
  • XAU/EUR・・・金/ユーロ
  • XAG/EUR・・・銀/ユーロ
  • XAU/GBP・・・金/英ポンド
  • XAG/GBP・・・銀/英ポンド
  • XAU/CHF・・・金/スイスフラン
  • XAG/CHF・・・銀/スイスフラン
  • XAU/AUD・・・金/豪ドル
  • XAG/AUD・・・銀/豪ドル
  • XAU/CAD・・・金/カナダドル
  • XAG/CAD・・・銀/カナダドル

▼XAUやXAGのチャート
・XAU/EUR

・XAG/USD

FXのJPYやUSDの意味は

FX(外国為替証拠金取引)の通貨ペアで使われているJPYやUSDには次のような意味があります。

例えばJPYの場合は「JP」が日本の国名コードでISO 3166-1-alpha-2によって定められています。「Y」はYenのイニシャルです。「JP」と「Y」を合わせてJPYとしています。同様に、USDの場合は「US」がアメリカ合衆国の国名コード、「D」はDollerのイニシャルです。

そして、JPYやUSDはISO 4217によって定められています。

▼主な通貨コードの一覧

AED アラブディルハム
AUD 豪ドル
BHD バーレーンディナール
CAD カナダドル
CHF スイスフラン
CNH 中国元
CZK チェココルナ
DKK デンマーククローネ
EUR ユーロ
GBP 英ポンド
HKD 香港ドル
HUF ハンガリーフォリント
ILS イスラエルシュケル
JOD ヨルダンディナール
JPY
KWD クェートディナール
LTL リトアニアリタス
MXN メキシコペソ
NOK ノルウェークローネ
NZD ニュージーランドドル
OMR オマーンリアル
PLN ポーランドズロチ
QAR カタールリヤル
RON ルーマニアレウ
RUB ロシアルーブル
SAR サウジリヤル
SEK スウェーデンクローナ
SGD シンガポールドル
THB タイバーツ
TRY トルコリラ
USD 米ドル
ZAR 南アフリカランド