2012年5月1日火曜日

為替の日足・週足の期間は

為替レートを一定の期間で区切った1つ1つを「足」といいます。期間が1日の場合を日足、1週間の場合を週足といいます。

足は、日付、始値、高値、安値、終値、出来高の6つの要素から構成されます。このうち、始値、高値、安値、終値の4本値(四本値)をローソクの形のように図形で表現したものをローソク足といいます。そして、ローソク足を左から古い日付の順番に並べたものをチャートといいます。

為替は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場などの世界3大市場を中心に、24時間世界中で取引されています。では、日足の始値や終値となる時刻はいつでしょうか。

例えば、日本の株式市場の場合は、取引時間が9時から15時までなので、9時以降に初めて値の付いた価格が始値になります。また、15時以前に最後に値の付いた価格が終値になります。

為替の場合、日足の始値や終値の時刻は特に決められていませんが、多くの金融機関では、ニューヨーク市場の取引終了時刻を基準としています。ニューヨーク市場の取引終了時刻は、日本では7時(夏時間の場合には6時)になります。為替市場における取引の開始時刻は日本時間の7時で、終了時刻は翌6時59分59秒になります。よって、日足の始値は7時の価格になり、終値は翌6時59分59秒の価格になります。

日足における高値は、日本時間の7時から翌6時59分59秒までの間の一番高かった価格で、安値はその間の一番安かった価格になります。

週足の場合には、週初めから週末までの期間になりますので、日本時間の月曜日の7時の価格が始値、日本時間の土曜日の6時59分59秒の価格が終値になります。

足にはこの他に月足や年足、4時間足、時間足(1時間足)、30分足、10分足、5分足、分足(1分足)などがあります。

▼為替で用いられている主な足の種類

期間
年足 1月の取引開始日(1月2日頃)の7時から12月の取引終了日(12月27日頃)の6時59分59秒までの期間。
月足 月初の取引開始日の7時から月末の取引終了日の6時59分59秒までの期間。
週足 月曜日の7時から週末の土曜日の6時59分59秒までの期間。
日足 7時から翌6時59分59秒までの期間。
4時間足 4時間おきの0分0秒から3時間59分59秒後までの期間。
時間足 1時間おきの0分0秒から59分59秒後までの期間。
30分足 30分おきの0秒から29分59秒後までの期間。
10分足 10分おきの0秒から9分59秒後までの期間。
5分足 5分おきの0秒から4分59秒後までの期間。
分足 1分おきの0秒から59秒後までの期間。