指値や逆指値は、成行と異なり自分の希望する為替レートで購入できるというメリットがあります。一方、為替レートが大きく変動している時にはスリッページが発生して約定しない可能性があるというデメリットがあります。
買い注文(ロング)での指値は、できるだけ安い為替レートで購入したいため、FX業者の提示するASKの為替レートよりも安い為替レートを指定します。
また、買い注文(ロング)での逆指値は、FX業者の提示するASKの為替レートよりも高い為替レートを指定します。このケースは、直近の高値を上に抜けた時など、買いシグナルが出たタイミングで買いたい場合に注文する方法です。
売り注文(ショート)での指値は、できるだけ高い為替レートで購入したいため、FX業者の提示するBIDの為替レートよりも高い為替レートを指定します。
また、売り注文(ショート)での逆指値は、FX業者の提示するBIDの為替レートよりも安い為替レートを指定します。このケースは、直近の安値を下に抜けた時など、売りシグナルが出たタイミングで売りたい場合に注文する方法です。
▼為替レートが79.4円の時の指値、逆指値ができる為替レートの例
為替レート | 買い(ロング)の場合 | 売り(ショート)の場合 | |
79.7 | 買い逆指値注文 | 売り指値注文 | |
79.6 | 買い逆指値注文 | 売り指値注文 | |
79.5 | 買い逆指値注文 | 売り指値注文 | |
79.4 | 現在の為替レート | ||
79.3 | 買い指値注文 | 売り逆指値注文 | |
79.2 | 買い指値注文 | 売り逆指値注文 | |
79.1 | 買い指値注文 | 売り逆指値注文 |