2012年7月1日日曜日

株式近接率とは

株式近接率とは、現在の株価が高値、安値、ストップ高、ストップ安のそれぞれにどこまで接近しているのかをパーセンテージで表したものです。

高値、安値、ストップ高、ストップ安のいずれかの株式近接率の値が小さいほど、高値、安値、ストップ高、ストップ安に近づいていることになります。

▼高値の株式近接率
高値の株式近接率の計算方法は次の通りです。

高値の株式近接率=(高値-現在の株価)÷高値×100

例えば、高値が1000円で現在の株価が990円の時の高値の株式近接率は1%になります。

高値の株式近接率=(1000-990)÷1000×100=1%

高値の株式近接率による売買のエントリーポイントは、数値が小さくなって、かつ、順張りの場合には買いのエントリーポイントになります。また、数値が小さくなって、かつ、逆張りの場合には売りのエントリーポイントになります。

▼安値の株式近接率
安値の株式近接率の計算方法は次の通りです。

安値の株式近接率=(現在の株価-安値)÷安値×100

例えば、安値が500円で現在の株価が510円の時の高値の株式近接率は2%になります。

高値の株式近接率=(510-500)÷500×100=2%

安値の株式近接率による売買のエントリーポイントは、数値が小さくなって、かつ、順張りの場合には売りのエントリーポイントになります。また、数値が小さくなって、かつ、逆張りの場合には買いのエントリーポイントになります。

▼ストップ高の株式近接率
ストップ高の株式近接率の計算方法は次の通りです。

ストップ高の株式近接率=(ストップ高の価格-現在の株価)÷ストップ高の価格×100

例えば、ストップ高の価格が1900円で現在の株価が1700円の時のストップ高の株式近接率は10.5%になります。

ストップ高の株式近接率=(1900-1700)÷1900×100≒10.5%

ストップ高の株式近接率による売買のエントリーポイントは、数値が小さくなって、かつ、順張りの場合には買いのエントリーポイントになります。また、数値が小さくなって、かつ、逆張りの場合には売りのエントリーポイントになります。

▼ストップ安の株式近接率
ストップ安の株式近接率の計算方法は次の通りです。

ストップ安の株式近接率=(現在の株価-ストップ安の価格)÷ストップ安の価格×100

例えば、ストップ安の価格が120円で現在の株価が130円の時のストップ安の株式近接率は8.3%になります。

ストップ安の株式近接率=(130-120)÷120×100≒8.3%

ストップ安の株式近接率による売買のエントリーポイントは、数値が小さくなって、かつ、順張りの場合には売りのエントリーポイントになります。また、数値が小さくなって、かつ、逆張りの場合には買いのエントリーポイントになります。