2012年7月4日水曜日

株式の信用取引における三市場残高の見方

株式の信用取引における三市場残高とは、東京証券取引所(東証)大阪証券取引所(大証)名古屋証券取引所(名証)の3つの証券取引所の発表する信用取引残高をまとめたものです。

ここでは、株式の信用取引における三市場残高の見方について解説をします。

三市場残高は、個別銘柄の信用取引残高ではなく、市場全体の信用取引残高を見るものです。

2012年7月現在、三市場残高は、東京証券取引所(東証)が1週間に1回の割合で発表しています。東京証券取引所(東証)のホームページからも閲覧することができます。


上のグラフは、三市場残高の売り残と買い残、そして日経平均株価の推移を表したものです。

日経平均株価(緑色の線)と買い残(赤色の線)を見比べてみると、同じような推移をしていることがわかります。特に、日経平均株価が高値を付けた後に買い残がピークになっていることがわかります。赤色の丸で囲んだ部分です。

買い残の増加は、株価の上値を重くしている原因になるため、日経平均株価は下降する傾向にあります。

また、買い残の減少は、株価の上値を軽くしているため、日経平均株価が上昇する傾向にあります。