2012年8月22日水曜日

FXや株式のエクイボリュームとは

株式のエクイボリュームとは、ローソク足と出来高を合わせたチャートのことです。

ローソク足では、始値、高値、安値、終値の4本値を用いますが、エクイボリュームでは高値と安値を用います。

そして、始値と終値を比較して、始値が終値よりも高い場合には陰線になり、始値が終値よりも安い場合には陽線になります。この時点で、1つのローソク足は長方形で描画されることになります。

次に、表示期間の出来高の割合に応じて、ローソク足の幅を決定します。例えば1日の出来高が10万株の日と5万株の日とでは、10万株の日のローソク足の幅は、5万株の日のローソク足の幅の2倍になります。

次の図は、トヨタのチャートをエクイボリュームで描画したものです。


次の図は、トヨタのチャートを通常のローソク足で描画したものです。上の図と下の図を見比べてみると、ローソク足の太さに違いのあることがわかります。


エクイボリュームでわかることは、相場が大きく動いた時にローソク足の太さが太くなる傾向にあることです。

そして、ローソク足の太さが太ければ太いほど、その価格帯には大きな売り方、あるいは、買い方が残っていることになります。

なお、エクイボリュームでは、始値と終値を知ることができません。そのため、高値寄り、安値寄り、高値引け、安値引けなどの相場の動きを知ることができません。