2012年9月7日金曜日

株365と日経225連動型ETFとの違い

日経225連動型ETFとは、日経平均株価(日経225)に連動している上場投資信託のことです。そして、株365の日経225証拠金取引も日経平均株価に連動した商品です。ここでは、株365と日経225連動型ETFとの違いについて解説します。

▼取引期限
株365もETFも先物取引ではないため取引期限はありません。

▼ロスカット
株365は差金決済のためロスカットがあります。一方、ETFではロスカットはありません。

▼取引時間
株365はほぼ24時間の取引が可能です。一方、ETFでは9時から11時30分までと12時30分から15時までです。欧州市場やニューヨーク市場などで大きなイベントがあった場合には、ETFでは対応しきれないことがあり、その分リスクを負うことになります。

▼配当金
株365もETFも配当金が受け取れます。配当の受け取りのタイミングは、株365は配当金の発生の都度になります。一方、ETFでは年に1回から2回程度の割合で受け取ることができます。

▼レバレッジ
株365はレバレッジが設定されていますが、ETFではレバレッジはありません。ただし、信用取引の場合には最大で3倍程度のレバレッジで取引が可能です。

▼新規注文
株365は売り、買いのいずれの新規注文も可能です。一方、ETFでは買い注文のみ可能です。ただし、信用取引の場合には売りの新規注文が可能です。

▼価格
株365では日経平均株価にほぼ連動して価格が推移します。一方、ETFでは分配金込みの価格で推移します。そのためETFでは日経225証拠金取引よりも若干高めの価格で推移します。
下の図は、日経225証拠金取引とETFとの価格の推移をグラフに表したものです。