2012年5月24日木曜日

FXのポジション比率とは

FX(外国為替証拠金取引)のポジション比率とは、未決済のポジションのショートとロングとの比率のことです。

ポジション比率は、FX業者が顧客の未決済のポジションからショートとロングの統計を取って比率として公表します。なお、ロット数などのデータは公表されません。

ポジション比率の傾向は、スワップポイントに因るところが多いようです。例えば、AUD/JPYのような買いのスワップポイントの高い通貨ペアの場合はロングが8割数以上を占めています。そして、ZAR/JPYでは9割以上がロングで占めています。

一方、EUR/USDやGBP/USDのように売りのスワップポイントがプラスの通貨ペアの場合にはショートが半数を超える傾向にあります。

また、通貨レートが上昇すると、ポジション比率のうちショートの比率が高くなる傾向にあります。また、通貨レートが下降すると、ポジション比率のうちロングの比率が高くなる傾向にあります。

▼USD/JPYの為替レートとポジション比率のグラフ


▼ポジション比率を公開しているFX業者の一覧
FX業者 サービス名
株式会社外為どっとコム 外貨ネクスト
トレイダーズ証券株式会社 みんなのFX
株式会社マネーパートナーズ パートナーズFX
FXCMジャパン証券株式会社 スタンダード口座 (FX)