次のチャートは、ADXとDMIを描画したものです。黄色の線がADX、白色の線がDMIの+DI、赤色の線がDMIの-DIです。
▼ADXの見方
- ADXの線が下向きから上向きへ変化したらトレンド発生のサインになります。上の図では、白色の丸で囲んだ部分が下降トレンドの発生サインになります。
- ADXの線が上向きから下向きへ変化したらトレンド終了のサインになります。上の図では、赤色の丸で囲んだ部分が下降トレンドの終了サインになります。なお、上昇トレンドの終了時でも上の図のように山型を形成します。
- ADXの線が下向き、あるいは、横ばいで推移している時は、トレンドが発生していないことを表しています。上の図では、白色の丸で囲んだ部分より左側の部分と、赤色の丸で囲んだ部分より右側の部分です。
▼DMIの見方
- +DIは、買い圧力の強さを表しています。そして、-DIは、売り圧力の強さを表しています。上の図では、赤色の線が白色の線より上方にあるため、売り圧力が強いことが分かります。
- +DIと-DIの値が大きく開いている時は売り圧力と買い圧力のどちらかが大きく上回っている状態です。上の図では、オレンジ色の矢印の部分で、売り圧力が買い圧力を大きく上回っています。
- +DIが-DIを上から下へ突き抜けた時が売りのポイントになります。上の図では、緑色で丸く囲んだ部分になります。
- +DIが-DIを下から上へ突き抜けた時が買いのポイントになります。上の図では、青色で丸く囲んだ部分になります。
▼ADXとDMIを組み合わせた時の見方
- +DIと-DIがADXより下方にあり、かつ、+DIが-DIを上から下へ突き抜けた時が売りのポイントになります。上の図では、緑色で丸く囲んだ部分になります。
- +DIと-DIがADXより下方にあり、かつ、+DIが-DIを下から上へ突き抜けた時が買いのポイントになります。上の図では、青色丸く囲んだ部分になります。