2012年6月16日土曜日

株価分析の時系列練行足とは

株価分析の時系列練行足とは、株価のトレンドを調べるためのテクニカル指標です。

時系列練行足は、ある一定の値幅をあらかじめ決めておき、その値幅以上の値動きがあった時に陽線や陰線を描画する練行足に、時系列を加えたものです。

時系列練行足では、2本のラインを描画します。

時系列練行足では、ローソク足が下方のラインを上から下へ突き抜けた地点が売りのエントリーポイントになります。

また、ローソク足が上方のラインを下から上へ突き抜けた地点が買いのエントリーポイントになります。

このように時系列練行足は、順張りによる売買のエントリーポイントを探し出す時に用いられます。



上の図は、チャート画面に時系列練行足を描画したものです。水色の線が時系列練行足の下方線、オレンジ色の線が時系列練行足の上方線になります。

上の図の青色の丸で囲んだ部分では、ローソク足が時系列練行足の下方線を上から下へ突き抜けています。この地点が売りのエントリーポイントになります。

また、上の図のピンク色の丸で囲んだ部分では、ローソク足が時系列練行足の上方線を下から上へ突き抜けています。この地点が買いのエントリーポイントになります。

なお、上の図の緑色の四角で囲んだ部分では、買いのエントリーポイントの発生から間もなく売りのエントリーポイントが発生しています。時系列練行足では、売買のエントリーポイントが発生しても思うように利益の発生しないことがあります。



上の図においても、緑色の四角で囲んだ部分では、売りのエントリーポイントの発生から間もなく買いのエントリーポイントが発生しています。

また、赤色の四角で囲んだ部分では、売りのエントリーポイントが発生していますが、その後に値を戻して上昇しています。

時系列練行足を株式売買の指標とする場合には、他のテクニカル指標と併せて使用するとよいでしょう。