2012年6月16日土曜日

株式分析の新値足とは

株式分析の新値足とは、株価のトレンドの転換点を見つけるためのテクニカル指標です。

新値足は、当日の終値が前日の終値よりも高い時か安い時にのみ陰陽線を描画します。高値を上回らない時、安値を下回らなければ描画しません。このように新値足は、時系列の要素を加味しないテクニカル指標になります。

▼株式分析の新値足の描画の方法

次の表の値動きから新値足を描画する方法を解説します。

日付終値
6/1181
6/4179
6/5182
6/6177
6/7178
6/8174
6/11172
6/12176
6/13176
6/14169
6/15165
6/18170
6/19173
6/20168
6/21172
6/22167
6/25173



  • 6/4に181円から179円に値下がりしたので、181円から179円までの陰線を描画します。「1」の地点です。
  • 6/5に前回の高値を更新したので、前回の高値181円から182円までの陽線を描画します。「2」の地点です。
  • 6/6に前回の安値を更新したので、前回の安値181円から177円までの陰線を描画します。「3」の地点です。
  • 6/7は前回の高値、および、安値を更新していないので描画しません。
  • 6/8に前回の安値を更新したので、前回の安値177円から174円までの陰線を描画します。「4」の地点です。
  • 6/11に前回の安値を更新したので、前回の安値174円から172円までの陰線を描画します。「5」の地点です。
  • 6/12に前回の高値を更新したので、前回の高値174円から176円までの陽線を描画します。「6」の地点です。
  • 6/13は前回の高値、および、安値を更新していないので描画しません。
  • 6/14に前回の安値を更新したので、前回の安値174円から169円までの陰線を描画します。「7」の地点です。
  • 6/15に前回の安値を更新したので、前回の安値169円から165円までの陰線を描画します。「8」の地点です。
  • 6/18に前回の高値を更新したので、前回の高値169円から170円までの陽線を描画します。「9」の地点です。
  • 6/19に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から173円までの陽線を描画します。「10」の地点です。
  • 6/20に前回の安値を更新したので、前回の安値170円から168円までの陰線を描画します。「11」の地点です。
  • 6/21に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から172円までの陽線を描画します。「12」の地点です。
  • 6/22に前回の安値を更新したので、前回の安値170円から167円までの陰線を描画します。「13」の地点です。
  • 6/25に前回の高値を更新したので、前回の高値170円から173円までの陽線を描画します。「14」の地点です。

▼株式分析の新値足のエントリーポイント

下の図は、チャート画面と新値足の画面です。



新値足では陰線が何本か続いた時が上昇トレンドから下降トレンドへの転換点になります。この地点が売りのエントリーポイントになります。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。

また、新値足では陽線が何本か続いた時が下降トレンドから上昇トレンドへの転換点になります。この地点が買いのエントリーポイントになります。上の図の黄色の丸で囲んだ部分になります。