2012年6月9日土曜日

FXのチャート分析ソフトMT4のAlligatorの見方

FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)のAlligatorの見方を解説します。

Alligator(アリゲーター)は、移動平均線を応用したテクニカル指標です。

Alligatorは、MT4のナビゲーター画面の「罫線分析ツール」に登録されています。チャート画面に表示するには「Alligator」の文字を右クリックして、「チャートに表示」を選びます。



Alligatorは、長期、中期、短期の3本の平滑移動平均線をを現在の位置よりも右側(将来)へずらして表示したものです。長期の平滑移動平均線の計算本数は13日、中期の平滑移動平均線の計算本数は8日、短期の平滑移動平均線の計算本数は5日になっています。そして、長期の平滑移動平均線は右側へ8日分、中期の平滑移動平均線は右側へ5日分、短期の平滑移動平均線は右側へ3日分、それぞれ移動して表示します。



上の図は、チャート画面にAlligatorを描画したものです。平滑移動平均線の先行しているのがわかります。

長期の平滑移動平均線はJaws Period(ワニのアゴ)、中期の平滑移動平均線はTeeth Period(ワニの歯)、短期の平滑移動平均線はLips Period(ワニの唇)といいます。Alligatorでは、ワニの口の開き具合によって相場の強さを調べることができます。

下の図の黄色の四角で囲んだ部分は、Alligatorではワニの口が大きく開いている状態です。このような時は、強気相場であることを意味します。そしてワニの口が閉じた状態(3本のラインが近づいた地点)が強気相場の終点になります。



次に、下の図の黄色の四角で囲んだ部分は、Alligatorではワニが仰向けの状態です。このような時は、弱気相場であることを意味します。そして、青色の四角で囲んだ部分は、Allicatorではワニが仰向けになったり、元に戻ったりして、もがいている状態です。このような時は、もみ合い相場であることを意味します。