2012年6月9日土曜日

FXのチャート分析ソフトMT4のCCIの見方

FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)のCCIの見方を解説します。

CCIは、MT4のナビゲーター画面の「罫線分析ツール」に登録されています。チャート画面に表示するには「Commodity Channel Index」の文字を右クリックして、「チャートに表示」を選びます。



CCIは、Commodity Channel Indexの略で、現在の価格と過去の価格との乖離を比べたテクニカル指標です。CCIの数値はパーセンテージで表し、0%を中心に変動します。

下の図は、チャート画面にCCIを描画したものです。



CCIの値は原則として-100%から100%の間で推移します。ただし、±100%を超える場合もあります。上の図の青色の四角で囲んだ部分(5か所)が±100%を超えています。

100%を上回った地点が上昇トレンドに突入した時になります。そして、100%以下になった地点が上昇トレンドの終了した時になります。

-100%を下回った地点が下降トレンドに突入した時になります。そして、100%以上になった地点が下降トレンドの終了した時になります。

次に、CCIの0%を境に、マイナスからプラスに突き抜けた地点が買いのエントリーポイントになります。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。また、CCIの0%を境に、プラスからマイナスに突き抜けた地点が売りのエントリーポイントになります。上の図の黄色の丸で囲んだ部分になります。

CCIを表示する際のパラメーターとして期間の設定があります。期間の設定を小さくすると、0をはさんで小刻みに動くため、売買のエントリーポイントを見つけることは難しくなります。そのため、他のテクニカル指標と組み合わせて使用するとよいでしょう。

一方、期間の設定を大きくすると、売買のエントリーポイントが少し遅れて表示されます。そのため、売買のエントリーが遅れることがあります。

下の図は、CCIの期間を14に設定した場合です。売買のエントリーポイントが多いことがわかります。



下の図は、CCIの期間を32に設定した場合です。売買のエントリーポイントが少ないことがわかります。エントリーポイントが少し遅れて出る傾向にあります。



CCIでは、ダイバージェンスの現れる時があります。下の図の赤い線の部分がダイバージェンスになります。ダイバージェンスが現れた時は、トレンドの転換点が近いことを表します。