2012年7月23日月曜日

CFDの原油取引とは

CFDの原油にはWTI原油とブレント原油があります。

WTI(West Texas Intermediate)原油は、米国産の原油のことです。WTI原油スポットともいいます。スポットとは、1回限りの取引のことでスポット価格は1回限りの取引の際の価格のことをいいます。

WTI原油先物は、WTI原油の先物取引商品の総称で一般的にWTI原油先物価格は期近の価格を指します。また、WTI原油先物のチャートは、期近の価格をつなぎ合わせたものです。

ブレント原油とは、イギリスのブレント油田で算出される原油のことです。英語ではBrent Crudeといいます。

ブレント原油先物は、ブレント原油の先物取引商品の総称で一般的にブレント原油先物価格は期近の価格を指します。また、ブレント原油先物のチャートは、期近の価格をつなぎ合わせたものです。

下の図は、WTI原油とブレント原油の価格をチャートに表示したものです。WTI原油とブレント原油とはほぼ同じような値動きをしていることがわかります。


原油相場の変動要因には次のようなケースがあります。

▼産油国の生産量

産油国の生産量が減ると先高感から原油相場は上昇します。一方、生産量が増えると先安感から原油相場は下降します。

▼アメリカの株式相場

アメリカの株式相場が上昇すると景気が拡大し原油の消費が拡大されるため、原油相場は上昇します。株式相場が下降すると景気が後退し原油の消費が縮小されるため、原油相場は下降します。

▼原油在庫

原油の在庫が減ると原油への需要が拡大するため原油相場は上昇します。在庫が増えると原油への需要が縮小するため原油相場は下降します。

▼自動車の販売数

自動車の販売数が増えると原油への需要が拡大するため原油相場は上昇します。販売数が減ると原油への需要が縮小するため原油相場は下降します。