2012年8月20日月曜日

FXやCFDの線形回帰トレンドとは

FXやCFDの線形回帰トレンドとは、2つの期間におけるトレンドのラインを描画するテクニカル指標のことです。

線形回帰トレンドは指定した期間の価格の中心ラインを通ります。


上の図は日経平均株価(日経225)のチャートに線形回帰トレンドを描画したものです。時間足は週足を指定しています。データの保有期間は2007年9月から2012年8月までです。この場合には、2007年9月から2012年8月までの価格の中心ラインが線形回帰トレンドになります。

上の図から、日経平均株価の週足ベースでの線形回帰トレンドは下降トレンドであることが分かります。


上の図は日経平均株価のチャートに線形回帰トレンドを描画したものです。時間足は分足を指定しています。データの保有期間は2012年8月17日の1時から2012年8月17日の21時までです。この場合には、2012年8月17日の1時から2012年8月17日の21時までの価格の中心ラインが線形回帰トレンドになります。

上の図から、日経平均株価の分足ベースでの線形回帰トレンドは上昇トレンドであることが分かります。

線形回帰トレンドの使い方としては、長期のトレンドフォローを基本として、短期でその押し目、あるいは、戻りを拾っていく方法が挙げられます。

上の図では、長期のトレンドが下降トレンドで、短期のトレンドが上昇トレンドです。この場合には、短期の線形回帰トレンドの線を上回った地点が戻り売りのエントリーポイントになります。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。

なお、長期のトレンドが上昇トレンドの場合には、短期のトレンドが下降トレンドの場合に押し目買いをすることになります。