2012年9月19日水曜日

株365のFTSE100証拠金取引と為替相場との関係

株365のFTSE100証拠金取引と為替相場とはどのような関係にあるでしょうか。

ここでは、FTSE100証拠金取引の値動きのもととなるFTSE100と主要通貨のチャートを見比べてみます。

次の図は、FTSE100の価格をチャートに表したものです。


FTSE100のチャートを見ると、2007年10月に6,800ポイントの高値をつけた後(Aの地点)、下降トレンドで推移して2009年3月に3,440ポイントまで下落しました(Bの地点)。ほぼ50%の下落率になります。その後、5,700ポイントあたりまで戻しています(Cの地点)。その後は、6,100ポイントをレジスタンスライン、4,800ポイントをサポートラインとしたレンジ相場が続いています(赤色の線)。

次に、主要通貨のチャートを見てみます。ここでは、EUR/GBP、GBP/JPY、GBP/USDのチャートを表示します。

▼EUR/GBP
下のグラフは、EUR/GBPの価格をチャートに表示したものです。表示期間におけるEUR/GBPの値動きとFTSE100の値動きを比べると、2007年7月から2008年においてはFTSE100が下降トレンドであるのに対してEUR/GBPは上昇トレンドにあります。また、2009年以降のFTSE100はレンジ相場が続いていますが、EUR/GBPは下降トレンドにあります。ユーロの通貨不安によって英ポンドが買われていることが原因の1つと考えられます。


▼GBP/JPY
下のグラフは、GBP/JPYの価格をチャートに表示したものです。表示期間におけるGBP/JPYの値動きとFTSE100の値動きを比べると、2009年初旬までは同じように下降トレンドで推移していることがわかります。2009年初旬以降は、FTSE100がレンジ相場であるのに対して、GBP/JPYは少し値を戻した後、再び下降トレンドで推移しています。
FTSE100のチャートを見ると、イギリス経済が安定していることがわかりますが、為替相場では円に対して英ポンドが売られている状況にあります。


▼GBP/USD
下のグラフは、GBP/USDの価格をチャートに表示したものです。表示期間におけるGBP/USDの値動きとFTSE100の値動きを比べると、2009年初旬までは同じように下降トレンドで推移していることがわかります。また、2009年以降も同じような値動きで、反発後にレンジ相場が続いています。ただし、反発の幅はGBP/USDよりもFTSE100のほうが大きくなっています。