2012年6月24日日曜日

株式分析を出来高で行うには

相場の格言に、「最初の大商いには黙ってつけ」、「人気の出始めは人気に従え」といったものがあります。株価が急に上がったり、急に下がったりしたら必ず何らかの理由があるから、何はともあれ相場に乗っておくとよいという意味です。

この格言での売買のエントリーポイントは、株価が急騰したら「買い」、株価が急落したら「売り」になります。そして、株価の急騰、急落は、出来高を伴います。

ここでは、株式分析を出来高で行う方法を紹介します。

下の図は、週足のチャート画面に出来高を描画したものです。実際に株価の急騰時、急落時に出来高を伴っているか検証してみます。



株価が急騰している局面では、出来高が通常よりも増えていることがわかります。赤色の丸で囲んだ部分になります。この地点が上昇トレンドの始まりであり、買いのエントリーポイントになります。

また、株価が急落している局面でも、出来高が通常よりも増えていることがわかります。青色の丸で囲んだ部分になります。この地点が下降トレンドの始まりであり、売りのエントリーポイントになります。

次の図は、日足のチャート画面に出来高を描画したものです。



これも、株価が急騰している局面では、出来高が通常よりも増えていることがわかります。赤色の丸で囲んだ部分になります。

次の図も、日足のチャート画面に出来高を描画したものです。銘柄の悪材料が新聞で報道されたため、出来高を伴って株価が急落しています。青色の丸で囲んだ部分になります。この地点が下降トレンドの始まりであり、売りのエントリーポイントになります。