2012年6月21日木曜日

株式分析のアルティメットオシレーターとは

株式分析のアルティメットオシレーター(Ultimate Oscillator)は、相場の売り圧力と買い圧力から売買のエントリーポイントを見つけるテクニカル指標です。

オシレーター系のテクニカル指標は、0から100までのように一定の範囲内で数値が動き、ある数値より上であれば「売りポジション」、下であれば「買いポジション」の判断をします。一般的なオシレーター系のテクニカル指標の場合、計算日数が長いと売買のエントリーポイントが遅れることがあり、また、計算日数が短いと「騙し」に引っかかることがあります。そのため、オシレーター系のテクニカル指標を使う場合には、計算日数の設定が重要なポイントになります。

アルティメットオシレーターは、このようなオシレーター系のテクニカル指標の欠点をカバーするため、短期、中期、長期のそれぞれの期間の数値を1つの計算式に入れて算出しています。



上の図は、チャート画面にアルティメットオシレーターを描画したものです。

アルティメットオシレーターでの買いのエントリーポイントは、アルティメットオシレーターの値が30以下になった時です。上の図の赤色の丸で囲んだ部分になります。

また、アルティメットオシレーターでの買いのエントリーポイントは、アルティメットオシレーターの値が70以上になった時です。

なお、オシレーター系のテクニカル指標の特徴として、ダイバージェンスが挙げられます。

アルティメットオシレーターの値が上昇している時に、株価が下降している場合はダイバージェンスになり、買いのエントリーポイントになります。

また、アルティメットオシレーターの値が下降している時に、株価が上昇している場合はダイバージェンスになり、売りのエントリーポイントになります。上の図の青色の四角で囲んだ部分になります。