2012年7月28日土曜日

CFDの取引で配当金を受け取るには

CFDの取引で配当金を受け取るには、株式取引で買い建てをした場合です。もちろん、保有銘柄が株主配当を行っている場合に限ります。

配当金は、権利確定日の取引終了日に買い建玉を保有していることが条件になります。なお、CFDでは配当金のことを配当金調整額と呼びます。

一方、権利確定日の取引終了日に売り建てを保有している場合は配当金調整額を支払わなければなりません。

配当金調整額の受取額、および、支払額は、その企業やその国の受払率によって異なります。例えば、日本の場合には、配当金調整額の受取額は90%、支払額は100%になります。

ある日本の銘柄を1000株買い建てして、配当金が10円の場合、配当金調整額は9000円になります。

配当金調整額=10円×1000株×90%=9000円

また、ある日本の銘柄を2000株売り建てして、配当金が8円の場合、配当金調整額は16000円の支払いになります。

配当金調整額=8円×2000円×100%=16000円
(16000円の支払い)

なお、株価指数の場合には配当金は発生しません。

次の表は2012年7月現在の各国の受払率です。

国名買い(受取り)売り(支払い)
日本90%100%
アメリカ85%100%
カナダ85%100%
英国90%90%
ドイツ85%100%
フランス85%100%
オランダ85%100%
イタリア85%100%
スイス85%100%
スペイン82%100%
ポルトガル85%100%
ベルギー90%100%
オーストリア85%100%
デンマーク85%100%
ノルウェー85%100%
フィンランド100%100%
スウェーデン95%100%
アイルランド100%100%
ギリシャ100%100%
香港100%100%
シンガポール80%80%
オーストラリア100%100%
南アフリカ100%100%