2012年7月19日木曜日

CFDの注文方法の種類

CFDにはさまざまな注文方法があります。相場の動きや投資スタイルにより使い分けることで、有利な取引が可能になります。

▼成行注文
価格を指定しないで注文を行います。だいたいCFD業者の提示する価格かそれに近い価格で約定します。しかし、相場が大きく動いている時には思わぬ価格で約定することもあります。

▼指値注文
現在の価格よりも低い価格での買い注文、あるいは、高い価格での売り注文をすることです。注文時は必ず価格を指定します。

▼逆指値注文
現在の価格よりも高い価格での買い注文、あるいは、低い価格での売り注文をすることです。注文時は必ず価格を指定します。

▼IFD注文
注文から決済までの一連の取引を一括で注文します。例えば、現在100ポイントで、90ポイントになったら買い注文をして、95ポイントになったら売り注文(決済)をするといったことができます。

▼OCO注文
指値注文と逆指値注文の2つの注文を同時に出します。片方の注文が約定すると、もう片方の注文はキャンセルされます。

▼IFO注文
IFD注文とOCO注文を合わせた注文方法です。例えば、現在100ポイントで、90ポイントになったら買い注文をして、90ポイントで約定したら95ポイントで売り(利益確定)、85ポイントで売り(損失限定)の注文をするといったことができます。

▼トレール注文
トレール注文は約定を目的とした注文ではありません。トレール注文は、手持ちポジションに対して、値幅を指定して、その値幅に達した時に決済注文を執行するものです。

▼時間成行注文
指定した時間に成行注文を行います。成行注文なので、確実にその時間に約定するという特徴があります。しかし、約定した価格はいくらになるのかわかりません。

▼指値時間成行
指定した時間に指値注文を行います。指値注文のため、指定した時間にその価格に到達していないと約定しません。

▼逆指値時間成行
指定した時間に逆指値注文を行います。逆指値注文のため、指定した時間にその価格に到達していないと約定しません。

▼ダイレクト注文
CFD業者の提示する売値、および、買値で注文をすることです。この価格で約定したいという場合に用います。ただし、価格が変動すると注文はキャンセルされるため、値動きの激しい銘柄ではなかなか約定しづらいといった特徴があります。

次の表は、2012年7月現在のCFD業者ごとの注文方法の一覧です。

CFD業者成行指値逆指値IFDOCOIFOトレール時間成行指値時間成行逆指値時間成行ダイレクト
DMM.com×××
ドットコモディティ×××
ひまわり証券×××××××
CMC Markets Japan×××××××
外為ジャパン×
GCIフィナンシャル×××××××
IGマーケッツ証券××××××××
インヴァスト証券×××
あい証券×××××
岩井コスモ証券×××
内藤証券×××
GMOクリック証券××××
楽天証券×××
SBI証券××××