2012年8月14日火曜日

FXやCFDのドンチャンチャネル幅とは

FXやCFDのドンチャンチャネル幅(Donchian Channel Width)とは、ある期間の高値から安値を引いた価格の推移を示すオシレーター系のテクニカル指標のことです。

ドンチャンチャネル幅は、0以上の範囲で推移します。FXやCFDにはさまざまな価格帯の銘柄があるため、決められた数値による売買のエントリーポイントはありません。


上の図は、EUR/USDのチャートにドンチャンチャネル幅を描画したものです。EUR/USDの値幅は0.00001ドルのため、ドンチャンチャネル幅の値は1以上になることはありません。


上の図は、日経平均株価(日経225)のチャートにドンチャンチャネル幅を描画したものです。EUR/USDのドンチャンチャネル幅に比べると、日経平均株価のドンチャンチャネル幅は1,000円以上になることもあり、その差は大きく開いています。

ドンチャンチャネル幅の値が大きくなった時は、価格が大きく上昇しているか、大きく下降しているかのいずれかです。

一方、ドンチャンチャネル幅の値が小さくなった時は、価格が横ばいで推移します。


上の図は、イギリス株価指数のチャートにドンチャンチャネル幅を描画したものです。

赤色の四角で囲んだ部分は価格が大きく下げている地点で、ドンチャンチャネル幅の値が大きくなっています。

また、青色の四角で囲んだ部分は価格が大きく上げている地点で、ここでもドンチャンチャネル幅の値が大きくなっています。

緑色の四角で囲んだ部分は価格が横ばいに推移している地点です。ここではドンチャンチャネル幅の値は小さくなっています。

ちなみに、ある期間の高値と安値の推移を線で描画したものをドンチャンチャネル(Donchian Channel)といいます。