2012年8月14日火曜日

FXやCFDのエルダー線とは

FXやCFDのエルダー線とは、ブルパワーとベアパワーの2本の線のことです。Elder Ray(エルダーレイ)ともいいます。


エルダー線のうち、ブルパワーの線は、高値と指数平滑移動平均との乖離率をグラフに表したものです。また、ベアパワーの線は、安値と指数平滑移動平均との乖離率をグラフに表したものです。

ブルパワーの線が0以下の地点では中立の立場になり、0以上の地点が買いのエントリーポイントです。また、ベアパワーの線が0以上の地点では中立の立場になり、0以下の地点が売りのエントリーポイントです。

エルダー線を逆張りで用いる場合には、ちょうど50%を超えた地点と-50%を割り込んだ2つの地点が売買のエントリーポイントになります。


上の図は、日経平均株価(日経225)のチャートにエルダー線を描画したものです。

2本の線のうち、上がブルパワーの線、下がベアパワーの線です。

青色の丸で囲んだ部分(2か所)では、ブルパワーの値が50%を超えています。この2つの地点が売りのエントリーポイントです。また、赤色の丸で囲んだ部分では、ベアパワーのの値が-50%を割り込んでいます。この地点は買いのエントリーポイントにあたります。

エルダー線を順張りで用いる場合には、ブルパワーの値がマイナスからプラスへ転じた時点が買いのエントリーポイントにあたります。上の図のオレンジ色の丸で囲んだ部分です。一方、ベアパワーの値がプラスからマイナスへ転じた時点が売りのエントリーポイントにあたります。上の図の緑色の丸で囲んだ部分です。

なお、銘柄や時間足によって売買のエントリーポイントの基準は変わります。上の図では±50%が基準になりますが、他の銘柄では±100%、±200%の場合があります。