2012年9月4日火曜日

株365の取引のリスクは

株365の取引を行う際のリスクには次のようなものが挙げられます。

▼価格変動によるリスク
株365の銘柄の価格変動による損失のリスクがあります。また、株365ではレバレッジを使った取引のため、差し入れた証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。

▼現物株ではないことによるリスク
株365の銘柄は、株価指数に連動して値動きしますが、必ず連動するものではありません。相場の需給関係によっては、現物の株価指数と株365との価格が大きく乖離する場合があります。例えば、現物の株価指数が値上がりしているのに株365の価格が値下りしている場合などが考えられます。

▼取引参加者の信用リスク
株365では、顧客の証拠金は東京金融取引所が分別して管理しているため証拠金は保全されます。しかし、取引参加者が破綻したりした場合には、証拠金の返還に時間がかかる場合があります。

▼法律などの変更によるリスク
法律の改正により、投資家が損失を被る可能性があります。例えば、レバレッジ規制によって追加の証拠金が必要になる場合があります。また、追加の証拠金を納めなければロスカットになる可能性もあります。

▼金利変動のリスク
株365では、売りポジションを保有していると金利相当額を受け取ることができます。しかし、金利の変動により受け取れない場合があります。

▼流動性のリスク
株365は、マーケットメイカーの買い呼値、および、売り呼値の提示により取引が行われます。しかし、大きな事件(相場の大きな値動き、戦争、天災など)によりマーケットメイカーの提示が行われない可能性があります。これにより投資家の売買ができない状況になることがあります。

▼為替のリスク
株365では円通貨で取引を行うため、投資家は為替変動による直接的なリスクを負うことはありません。しかし、マーケットメイカーは為替リスクを負うため、買い呼値、および、売り呼値の提示の際に為替リスクを上乗せします。そのため、為替の大きな変動によって買い呼値と売り呼値のスプレッドが拡大するリスクがあります。

▼システム障害のリスク
証券会社や東京金融取引所のシステムトラブルにより注文が遅延したり無効になる可能性があります。