2012年7月31日火曜日

CFDのコンバージョンレートとは

CFDのコンバージョンレートとは、CFD業者が外貨建て商品における必要証拠金の計算をする際に使用する為替レートのことです。適用為替レートともいいます。

コンバージョンレートは、必要証拠金以外に、金利調整額や価格調整額、建玉の評価、決済損益の計算にも用いられます。

コンバージョンレートの設定は、CFD業者により異なります。例えば、GMOクリック証券では3時間おきにコンバージョンレートが更新されます。また、為替レートの大きな変動があった場合には業者の裁量でコンバージョンレートが更新されます。通常は、1時、4時、7時、10時、13時、16時、19時、22時の8回更新されます。

なお、GMOクリック証券が2012年7月1日から7月28日までの間に通常の時間以外にコンバージョンレートを設定した時間と為替レートは次の通りです。

日付通貨ぺア時刻変更後レート直前設定時刻直前設定レート
7月26日USD/JPY20:0578.24円19:0078.11円
7月26日EUR/JPY20:0595.86円19:0094.72円
7月26日GBP/JPY20:05122.06円19:00121.11円
6月29日USD/JPY12:0579.25円10:0079.23円
6月29日EUR/JPY12:0599.69円10:0098.65円
6月29日GBP/JPY12:05123.58円10:00123.07円
6月1日USD/JPY22:3578.25円22:0078.16円
6月1日EUR/JPY22:3597.42円22:0096.40円
6月1日GBP/JPY22:35120.76円22:00119.69円

ドットコモディティでは、1日に1回コンバージョンレートが更新されます。しかし、ドットコモディティの取引画面上では最新の為替レートが適用されるため、正確な損益額の反映は決済日の翌々営業日にならないと判明しません。

コンバージョンレートは、決済損益にも適用されます。そのため、わずかなタイミングで損益額が大きく変わることもあります。コンバージョンレートの設定時間が近づいている場合には、設定時間前に決済するか、設定時間後に決済するか、どちらが利益が多くなるのかを計算してから決済するとよいでしょう。