2012年8月25日土曜日

FXやCFDのサポートラインとレジスタンスラインのパターン

FXやCFDでのサポートラインとは、相場の下値を支える線のことで、支持線ともいいます。また、レジスタンスラインとは、相場の上値を押える線のことで、抵抗線ともいいます。

FXやCFDでのサポートラインとレジスタンスラインは、一般的には水平線で描画されることが多く、サポートラインを割り込んだブレイクアウトは売りのエントリーポイント、レジスタンスラインを突き抜けたブレイクアウトは買いのエントリーポイントになります。


サポートラインとレジスタンスラインは必ずしも水平線で平行であるとは限りません。平行でないということは、収束か発散かのいずれかで価格が推移することになります。これを三角保合(さんかくもちあい)といいます。

以下はサポートラインとレジスタンスラインによる三角保合のパターンです。

▼フラッグ型
下の図は、フラッグ型と呼ばれるサポートラインとレジスタンスラインのパターンです。レジスタンスラインを突き抜けると下降トレンドを脱して上昇トレンドへ転換します。また、サポートラインを割り込んだ場合には、大きく値を下げます。


▼ペナント型
下の図は、ペナント型と呼ばれるサポートラインとレジスタンスラインのパターンです。サポートラインとレジスタンスラインとの幅がだんだん小さくなっていくのが特徴です。ペナント型では、レジスタンスラインを突き抜けると上昇トレンド、サポートラインを割り込むと下降トレンドが始まります。なお、サポートラインとレジスタンスラインとの幅がだんだん大きくなるパターンを逆ペナント型といいます。


▼下降トライアングル型
下の図は、下降トライアングル型と呼ばれるサポートラインとレジスタンスラインのパターンです。サポートラインは水平線ですが、レジスタンスラインは下降線です。下降トライアングル型では、下値を支えつつも上値がどんどん切り下がっていきます。このパターンではレジスタンスラインを突き抜ける可能性は低く、下値を模索しながら推移します。


▼上昇トライアングル型
下の図は、上昇トライアングル型と呼ばれるサポートラインとレジスタンスラインのパターンです。レジスタンスラインは水平線ですが、サポートラインは上昇線です。上昇トライアングル型では、上値を押えられながらも下値がどんどん切り上がっていきます。このパターンではサポートラインを割り込む可能性は低く、上値を模索しながら推移します。